2016年2月25日(木)
ミズーリ州セントルイス: 『JAMA精神医学』(JAMA Psychiatry)誌で公表されたデータによると、問題のある大麻使用の蔓延は減少している。
ワシントン医科大学セントルイス校の研究者らは、2002年から2013年までの、大麻の使用について、および大麻の使用障害の蔓延について評価。この間、自己申告を受けた、成人による大麻の使用はおよそ19%増加したが、大麻に関連する問題についての報告は減少した、と判断した。
この研究の主席研究員は次のように述べた。「大麻の使用は確実に増加している。しかし、今回の調査では、大麻関連の問題が増加していることは確認できなかった。もちろん、人によっては問題になることがあるのでこれまでのまま慎重さが必要だが、大事にはなっていない」。
合法的な大麻の2020年までに税収は、年間210億ドルを超える税収が見込まれている
若年者を対象にした、自己申告の大麻使用に関する別の評価では、高校生の大麻使用率は、15年前よりもはるかに低いことが分かっている。
この研究結果は、2015年に広く公開された、大麻の使用が過去10年間で2倍になり、大麻ユーザの3分の2が問題のある使用をしているとした研究の結果に反するものだ。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Recent trends in the prevalence of marijuana use and associated disorders in the United States" は、JAMA Psychiatry 誌に掲載されています。
Source: NORML NEWS
Study: No Increase In Problematic Cannabis Use
Thursday, 25 February 2016
翻訳とコメント:なみ
「大麻使用障害」の線引きは元のデータに定義されていて、残念ながら今のところアクセスできませんが、この研究でわかることは、大麻に寛容な政策を摂っても、大麻使用の問題が起こることはなく、若年層の使用率は増加しないということですね。
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