レビュー:大麻の使用は精神病の原因にならない

投稿日時 2016-03-25 | カテゴリ: NORML News

2016年2月25日(木)

ワイオミング州ララミー: 『現代精神医学レポート』(Current Psychiatry Reports)において公表された文献レビューによると、大麻のみの使用が精神障害の原因になることはほぼないという。


『現代精神医学レポート』(Current Psychiatry Reports)において公表された文献レビューによると、大麻のみの使用が精神障害の原因になることはほぼないという。

ワイオミング大学および、ニューヨーク市コロンビア大学の研究者らは、大麻の使用と精神病的行動の関係に関する最近の研究を評価。大麻の使用は精神病を引き起こさないが、精神病に罹りやすい被験者らは大麻を早くから使用し始める可能性が高いと報告した。

そして、「今回のレビューの対象になった証拠から、大麻自体は精神障害を引き起こさないことがわかる。証拠からはむしろ、大麻の早期使用や過度の使用は、精神障害に脆弱な人々に多く見られるという結論が導き出される」と結論した。

これまで別の研究において、大麻の使用が統合失調症などの精神障害を引き起こすか否かについて議論されているが、一方で、CBDなど、大麻の成分が抗精神病薬として効果的な可能性があるとする研究もある。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Cannabis and psychosis: A critical overview of the relationship" は、Current Psychiatry Reports 誌に掲載されています。

Source: NORML NEWS
Review: Marijuana Use Not Likely To Cause Psychosis
Thursday, 25 February 2016

翻訳:なみ





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