研究:大麻服用による衝突の危険性は誇張が多い

投稿日時 2016-04-10 | カテゴリ: NORML News

2016年3月10日(木)

ノルウェー オスロ:『依存症』誌オンライン版において印刷版に先立って公表された文献レビューによると、THCに陽性の運転手が交通事故に関与する可能性を予測する研究は、交絡変数の可能性を十分に考えて調整していないという。


ノルウェーの研究者らは、1982年から2015年までに公表された、運転の過失責任に関する20件以上の研究、および2件のメタ分析についてレビューした。研究の中には、研究者らに大麻と衝突の危険性の関連性について過大評価をもたらす方法論的欠点を含むものがあることが判明した。

研究者らによると、「初期のメタ評価からの見積もりが高くなるのは、概して」、年齢や性別など「既知の交絡因子を調整していないデータの使用など、方法論的問題点によって助長されることが判明した」。

研究者らは、交絡因子を調整した上で次のように結論した。「大麻の急性の酩酊感は、低度から中度(1.2から1.4までのオッズ比)の、統計的に有意なリスク増加に関係している」。

一方、米国運輸省幹線道路交通安全局による2015年の症例対照研究では、法的範囲内のアルコール値での運転により、衝突の危険性がおよそ4倍(オッズ比 = 3.93)増加することが報告されている。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "The effects of cannabis intoxication on motor vehicle collision revisited and revised" は、Addiction 誌に掲載されています。精神運動機能と交通事故の危険性における大麻の影響に関する追加情報は、以下のNORMLのサイトをご覧ください。
http://norml.org/library/driving-and-marijuana

Source: NORML NEWS
Federal Agents Seizing Far Less Marijuana At Southern Border

翻訳:なみ





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