2016年4月7日(木)
ワシントンDC: 連邦麻薬取締局(DEA)は、スケジュール1の禁止薬物から大麻の再分類を求める請願に数ヶ月後に対応するよう、準備している。
DEAの代表者は、エリザベス・ウォレン(民主党・マサチューセッツ州選出)他7名の上院議員による2015年6月の質問に回答し、ワシントン州知事クリスティン・グレゴール、ロードアイランド州知事リンカーン・シャフィが提出した5年越しの再分類請願に対し、次の6月までに対応するつもりであることを認めた。2011年に提出された請願は、DEAに対し、大麻を連邦規制薬物法のスケジュール1からスケジュール2に再分類する手続きを始めるよう求めるものだ。
DEAが再分類に関する類似の請願について最後に決定を下したのは、2011年。DEAはこの時、請願を却下し、「現在、安全性や効能を科学的に評価する、十分にコントロールされた臨床試験等で、大麻の特定の効果が既知のリスクに優っていることは示されていない」と主張した。
NORMLは近年、タバコやアルコール等と同様に、規制薬物法から大麻を除外することを支持している。
DEAの公式文書によると、連邦当局の多くが大麻に含まれる精神作用のないカンナビノイド、カンナビジオール(CBD)を再分類すべきかどうかを別途検討中であるという。また同文書では、「NIDAおよびFDAは、ヒトと動物におけるCBDの効果について評価した研究に関する拡張的な文献レビューを完遂するよう取り組んでいる。(中略)しかしDEAは、大麻の乱用可能性に関する最終的な評価を下すには、大麻の乱用し易さに関する研究の必要性を指摘する」と報告した。
現在米国では、16の州で、資格を持つ患者に対するCBDの所持が法律により明確に許可されている。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。
Source: NORML NEWS
DEA Set To Act Imminently On Five-Year-Old Rescheduling Petition
翻訳:なみ
|