研究:医療大麻法により代替摂取法の利用が増加

投稿日時 2016-05-01 | カテゴリ: NORML News

2016年4月14日(木)

ニューハンプシャー州レバノン 『薬物政策に関する国際ジャーナル』(International Journal of Drug Policy)オンライン版において印刷版に先立って公表された調査データによると、医療目的の大麻の使用が許可されている州に在住する大麻ユーザーは、医療大麻が非合法の州に比べて、ベポライザーなど代替の大麻の摂取法をより多く利用するという。


ダートマス大学ギーセル医科大学院(Geisel School of Medicine at Dartmouth)の研究者らは、2,800名以上のサンプルの自己申告による大麻の使用パターンを評価。研究では、医療大麻非合法の州では喫煙がより好まれている一方で、医療大麻が合法の州に在住する回答者らは、ベポライザーや経口摂取によって大麻を使用する傾向が強いことがわかった。

また、ディスペンサリーが高い密度で存在する地域では、代替の摂取法が最も多く利用されていた。

なお、「喫煙、気化吸入、経口摂取など、摂取法に関わらず、大麻を使用し始める年齢は、医療大麻合法の州と非合法の州においても、また、医療大麻法が合法になっている期間が異なっても、ディスペンサリーの密度が異なっても、回答者らの間に違いはない」という。

研究者らはまた、成人による大麻の使用を制度化する州法が最近承認されたことと、代替の摂取方法の利用が増えたことには関連性がないと強調している。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "Smoking, vaping, eating: Is legalization impacting the way people use cannabis" は、Psychological Medicine 誌に掲載されています。

Source: NORML NEWS
Study: Medical Marijuana Laws Associated With Increased Use Of Alternative Cannabis Delivery Methods

翻訳:なみ





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