2016年4月28日(木)
カリフォルニア州サンフランシスコ: キャストライト・ヘルス(Castlight Health:労働者医療保障システム プロバイダー)が報告したデータによると、医療大麻を許可する自治体においては、処方オピオイドの乱用率は著しく低いという。
研究者らは、2011年から2015年までの間に100万人の被雇用者から得た、匿名の処方報告データを評価した。
医療用大麻の入手が許可されていない州では、オピオイドを処方されている人の5.4%がオピオイドの乱用者と見なされた。(報告では、苦痛緩和治療を受けておらず、4箇所以上から累積90日分以上のオピオイドを処方された個人による同薬物の使用を「乱用」と定義している。)一方、その基準を満たした、医療大麻合法の州の居住者は、オピオイドが処方されているわずか2.8%に留まった。
今回の結果は、2015年にRAND社(RAND Corporation)が報告した調査研究に類似している。同社の報告によると、「医療大麻ディスペンサリーを許可する州では、そうでない州に比べて、オピオイド中毒とオピオイドの過剰摂取による死亡数が減少している」。
『米国内科医学会ジャーナル』(Journal of the American Medical Association Internal Medicine)において2014年に公表されたデータによると、州の医療大麻法に施行により、州レベルのオピオイド過剰摂取による死亡率が大幅に減少し、結果的に「医療大麻法がある州においては、同法がない州に比べて、オピオイド過剰摂取による死亡率の年間平均が24.8%低かった」。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "The opioid crisis in America's workforce" は、以下のサイトに掲載されています。
http://www.castlighthealth.com/typ/the-opioid-crisis/
Source: NORML NEWS
Study: Opioid Abuse Rates Lower In Medical Cannabis States
翻訳:なみ
|