2016年3月8日 プロジェクトCBD
心的外傷後ストレス障害(PTSD)の発症率は、全人口の7~8%で、帰還兵においてはそれよりも高い。
ケア・バイ・デザイン(訳注:CBD製品メーカーの一つ)は近年、300名のPTSD患者における、大麻と他の薬剤の使用について調査した。対象となった患者らは、PTSD治療薬の種類ついて、および、不安感やうつ、疼痛、憤怒、神経過敏といったPTSDの5つの症状に対する薬剤(と大麻)の効果について質問された。
調査結果は主に以下のようなもの。
・大麻によって、PTSDの症状が改善したと答えた回答者は最も多く、症状が悪化したと答えた人は最も少なかった。
・帰還兵は一般市民よりも多くの薬剤を処方されており、その種類も、抗精神病薬、麻薬性鎮痛薬、精神安定剤など、一般的に症状が悪化するものが多い傾向にあった。
・調査対象者がPTSDの治療に処方された薬剤で最も一般的なものは、抗うつ薬であった。抗うつ薬がPTSDに効果があったと答えた回答者はわずか18%であった。逆に、うつ症状が悪化したと答えたのは半数に上った。
・調査対象者の約半数が、PTSDに対して睡眠薬を処方されたと回答し、その過半数が服用期間中、憤怒、神経過敏、うつ、睡眠障害などの症状が悪化したと回答した。
・上記回答者の半数が、PTSDの治療に高CBDの大麻を使用したと回答した。
・回答者の80%が、大麻使用中はアルコールの量が減ったと回答した。
この調査は、ほとんどがケース・スタディで対象も限定的であるが、PTSD患者に希望を与えるものだ。内因性カンナビノイド・システムとPTSDには強い関わりがあること、また、大麻治療が、恐怖消去の障害、記憶固定化の欠如、慢性ストレスといったPTSDの根本原因に対処する可能性を示す研究は、相次いで発表されている。
Source: Project CBD
Survey: Cannabis Better Than Big Pharma Meds for PTSD
翻訳とコメント:なみ
今回の熊本・大分の地震による被災者心のケアにも、CBDは抗うつ剤などよりも副作用がなく、有効なはずです。
http://cbdjapan.com
少しでも多くの方々のストレスが解消されますように。
|