2014年12月18日(木)
イスラエル テル・アヴィブ: 『情動障害ジャーナル』(Journal of Affective Disorders)オンライン版において、印刷版に先立って公表された時系列データによると、大麻の使用により、大うつの発症率が増加することはないという。
イスラエルとカナダの研究者らから成る国際研究チームは、3年間の前向き研究を行ない、大麻の使用と、大うつ障害(MDD)および二極性障害(BD)の関連性について評価。
将来的なMDDの発症率について、大麻ユーザが非ユーザに比べて高くなることはないと判断した。報告によると、「今回の結果により、大麻の使用と大うつの発症率には重大な関連性がないことがわかる。反対に、MDDが大麻の使用開始率と関連があることがわかった。BDについては、大麻の使用と結果的な躁病・軽躁病に、また、ベースラインのBDと結果的な大麻の使用開始には、おおよその関連性が確認されたが、その関連性はともに、調整済みの分析モデルでは確認されなかった」。
結論によると、「この結果により、大麻の使用とMDD発症率増加の経時的な関連性を裏付けられず、むしろ両者には、自己治療の要因によるところの反比例の関係があることがわかる」。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。この研究の全文 "The association between cannabis use and mood disorders: A longitudinal study" は、Journal of Affective Disorders 誌に掲載されています。
Source: NORML NEWS
Study: No Longitudinal Association Between Cannabis Use And Depression
翻訳とコメント:なみ
|