研究:運転手のTHCの"閾値"に科学的根拠ない

投稿日時 2016-05-23 | カテゴリ: NORML News

2016年5月12日(木)

ワシントン D.C.: 米国自動車協会(AAA)交通安全基金が今週公表した研究結果によると、いわばTHCの "閾値" は任意的なもので、行動障害のない運転手を誤って分類しかねないという。


いわゆる "運転制限" は、運転手の体内に特定の薬物が検出された場合、または薬物の代謝物が、設定された閾値を超えている場合、乗用車の運転行為を違法にするものである。現行法では、実証できる機能障害の証拠がなくても、道路交通法違反になる。

モンタナ、ネバダ、オハイオ、ペンシルベニア、ワシントンの5州では現在、血中THCの検出量に "制限" を課しており、11の州(アリゾナ、デラウェア、ジョージア、イリノイ、インディアナ、アイオワ、ミシガン、オクラホマ、ロード・アイランド、ユタ、ウィスコンシン)では、寛容性ゼロの "基準" を課している。

しかし、AAAの報告では、「大麻使用後のTHCに関する量的な閾値は科学的に報告されているものではない」と結論されている。このことは、THCが、アルコールとは全く別の方法で代謝されるためである。

AAAの結果は、連邦幹線道路交通安全局(US National Highway Traffic Safety Administration)の結果に類似している。同局は、「体内におけるTHCの血中または血漿中濃度と運動障害作用の関係を立証するのは困難である。(中略)血中THC濃度のみをもとに作用を予測するのは得策ではない」ことを認めている。

NORMLは長らく、これと同様の見解である。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。

Source: NORML NEWS
AAA: Per Se Thresholds For THC Are Not Scientific

関連リンク:
研究:大麻服用による衝突の危険性は誇張が多い
http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=3581

研究:運転能力に対する大麻の影響はアルコールとは異なる
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WEED(CNN) 日本語字幕付き
https://youtu.be/WfOP-7ILM38?t=1120

翻訳:なみ





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