サル・パラダイス
週刊プレイボーイ No.26
連載コラム:モーリー・ロバートソンの挑発的ニッポン革命計画
科学の枠を超えたタブー視はダメ、ゼッタイ!大麻をめぐる健全な議論を
モーリー、自分は大麻解禁に概ね賛成の立場だってはっきりカミングアウトしてくれてます。芸能人もこれぐらいは、もう言えるようになったということでしょうかねえ。
この記事でも紹介されている、「医療大麻解禁」を掲げ、参院選に新党改革から出馬されてる高樹沙耶さんの影響が早速、大きいんではないでしょうか。
この記事で、モーリーは、大麻解禁についてそろそろ、冷静で健全な議論をしましょうと提唱してるんですね。
大麻の話となると、否定派では、なんていうか「今、大麻を認める意味がわからない。」などと、いかにも正統派っぽく怒鳴りちらしはじめちゃうやつがいますが、それでもってその意見の中身は全くなくて、ただ、強権をバックに正義の人のように見せたいだけというのが多いです。否定派の大半はたいていこれ。
で、肯定派というのも、なんでもかんでも盲信して、昨今のスピリチュアルの人みたいに、あなたもさあみたいな感じのが多いんだけどね。まあ、私もだけど。
モーリーは、そのどっちもが、大麻を科学の外に追いやり、まともな議論ができない状況にしてきたと言うんです。確かに、それは一理あるなとも思いますね。
ただ、初期段階は、世間の大麻アレルギーが強すぎて、あらゆるアプローチで攻めるしかなく、しょうがなかったとも思います。
ただ、これからは、もっと冷静で科学的でなければいけないかもしれませんね。「医療大麻」は国会マターにもなったわけだし。
これから必要なのは、あくまで、自分ではどっちでもいいんだけど、真相はこうですよという非常にさめた、抑制の効いた意見。
最近、そういう意見を発する人出てきてますよね、中部大学の武田教授とか、早稲田大学の池田教授とかの類ですね。
大麻なんて全く危険でもなんでもないんだ。医療的に効果が出てきているのに、アメリカに押し付けられた法律で研究もできないでいる。全くばかげている。
彼らが言うから、ものすごく説得力があるんです。
モーリーの言うように、これからは大麻を悪魔化も神聖化もせずに、冷静に検証する段階なのかもしれません。
否定派が古い固定観念と永遠に続くと思っている強大権力しかないのに対して、肯定派は科学的な論拠、変わりゆく世界の大麻風景、大麻を切望し始めている医療的ニーズなどいろんな材料持ってるので自信をもっていきましょう。
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