オハイオ:州知事がベポライザーによる医療大麻使用法案に署名

投稿日時 2016-06-21 | カテゴリ: NORML News

2016年6月16日(木)

オハイオ州コロンバス: ジョン・カシッチ オハイオ州知事は、免許制による、医療大麻調剤の製造と認定患者への販売を制度化する法案に署名した。


下院法案523号(HB523)は、AIDS・HIV、がん、慢性痛、多発性硬化症(MS)、心的外傷後ストレス障害(PTSD)といった認定の疾病を持つ患者向けの、さまざまな形態の大麻製剤の使用を許可するもの。2016年9月6日に正式に発効した。

プログラムが始まると、大麻製品は、オイルやチンキ、食料品、パッチ、乾燥大麻として販売されることになる。大麻の喫煙は許可されていないが、その禁止がどのように執行されるかは明確化されていない。また、大麻の栽培は許可されておらず、含有THCは、乾燥大麻が35パーセントまで、エキスが75パーセントまでに制限される。

なお、ベポライザーによる医療大麻製品の使用は認められている。このように大麻の喫煙を制限しているのは、ルイジアナ、ミネソタ、ニューヨーク、ペンシルバニアの4州である。

オハイオ州で同プログラムが完全に開始されるのは2018年初頭になってからだが、条項により、この期日前に大麻を購入する認定患者は、限定的ではあるが法的に保護される。

オハイオ州は、医師の指導のもとでの医療大麻の使用を合法化した26番目の州である。ジョン・ベル・エドワーズ ルイジアナ州知事は先月、同州の医療大麻法の改正案に署名し、免許制による大麻の栽培と、認定患者への大麻製品の販売が合法化された。しかし実際、患者らには、2017年または2018年まで、大麻製品入手の見通しが立っていない。

2016年のオハイオでの住民投票で、より広範な別の医療大麻法案を掛けようととする支援者らは最近になって、キャンペーンの保留を発表し、次のような声明を発表した。「全体として見れば、HB523は、患者のコミュニティに圧力をかけられた連邦議会議員らが承認した質のよい法案である。私たちは、オハイオ州が、HB523に包含されている約束に確実に応えるよう、支援運動を続けるだけでなく、プログラムの改善に向けたロードマップとして私たちの修正案を利用し、改善を実現させるために尽力していくつもりである」。

詳しい情報は、NORML理事長アレン・セントピエールまたは、政治部部長ダニエル・キーン(電話:(202) 483-5500)にお問い合わせください。

Source: NORML NEWS
Ohio: Governor Signs Medical Marijuana Vaporization Measure

翻訳:なみ





大麻報道センターにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://asayake.jp

このニュース記事が掲載されているURL:
http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=3643