サル・パラダイス
週刊プレイボーイ No.26
「大麻解禁の真実」矢部武 アメリカで巻き起こる“大麻解禁ブーム”の裏事情
合法化の波は、いずれ日本にも!?
今週のプレイボーイは大麻特集なんですよ。というのはウソだけど、モーリーの記事と合わせて大麻に肯定的なのが2つ以上載りました。こういうの日本の大衆紙ではめずらしいですよ。
で、今回の記事、「大麻解禁の真実」って本を書いたジャーナリストの矢部さんへのインタビュー記事2ページなんですけど、抑制効いてていいですよ。彼自身は過去の著作からすると、別に大麻の人というわけではなく、ロサンゼルスタイムズの記者からフリーになった方で、アメリカの銃社会の問題や、人種差別、教育・社会問題の著作があるよう。
まずは、アメリカで大麻が解禁されてきている背景として3つあると彼は言ってます。
1、90年代からの医療大麻の合法化と普及により、その幅広い医療効果が明らかになってきたこと。
2、その過程で大麻の持つ健康への害が、多くの人が考えるよりもはるかに小さいことが証明されたこと。
3、大麻の所持や使用を禁止したり、犯罪者を取り締まったりするための社会的、経済的なコストが大きすぎるという点
なるほどねえ、すごく説得力あると思うよ。なんか、こうだからこうというのが明確で、当然だけど、制度にもちゃんと反映させるというのがね。
かたや、日本ではなんでこうならないのかな。
世界の潮流がこのように進んでいるのに、全く無視してるのか、逆にギヤ切ってる。
行政が悪いのか、司法が全く力を持たないのか、マスコミがスマートでないのか、その全部か。
なんか、学校の試験の文章の添削とかですると、×つけられそうだよね。
世界の主要国では、大麻の医療的有効性が証明されてきており、かつて考えられていたような有害性がないこともわかってきたため、日本の裁判官は大麻取締法により、その人に懲役5年を科しました。 はあ~
つながりが、完全ねぇなぁ。
ほんと、まじ、これやってるの。バカの見本と思われるよ。
あ、接続詞を入れてみますか、ちょっとごまかせるかな。
大麻は多くの病気治療に効果的で、医療に大幅に貢献の可能性がでてきており、有害性は科学的にほとんど否定されました。しかしながら、裁判官は彼を大麻取締法により懲役5年としました。
なんだかなあ、ほんとバカっぽいけど、これ、日本の現実世界なんですよ。
どう言うんだろう、そろそろやめません、こういうの。
おそらく、こういう裁判記録って残るのだろうから、未来人から笑われるよ。昔の裁判ってバカっぽい、裁判官ってバカだったんだね。ねえ。
3の社会的なコストで言えば、アメリカの薬物関連の160万人の逮捕者のうち、半数が大麻だってよ。
「大麻を今、認める意味がわかんねぇ。」などと、正義のヒーローになったつもりで、自己陶酔しまくって、突然飛び出してくるおやじに言ってやろうよ。
「じゃあ、こんな有害でもない大麻を取り締まるのにかけてる莫大な税金、あんたに肩代わりしてもらおうか。」
全く、考えも無く、権力側について、弱いものいじめしかできないバカ者どもは、あまりにかっこわるいばっかりだ。これから、どんどん目についてくるから、どういう風に見えてるか教えてやろう。
さて、気になるところでは、大麻ってほんとに安全なの?ってこと。一般人的には一番気になるよね、おそらく。
それに対して矢部さんは、「アメリカで薬物で年間4万7千人が亡くなってますが、大麻の過剰摂取で亡くなった報告はありません。大麻には致死量が無いと言われています。」と答えます。
ねえ、睡眠薬、ワクチン、抗がん剤、なんでも、それが原因で亡くなったり、副作用があったり、過剰摂取で死んだり。ところが、大麻はどんなにたくさんとっても死なないというんだから、だから医療として、安心して使えると思うわけですよ。
最後に日本でも大麻が解禁される日が来るのでしょうか?との記者の質問に、矢部さんは、日本は大麻への間違った認識が浸透しており、それを変えるにはまだまだ長い時間がかかるだろう。ただ、医療大麻については、早急に認めるべきだと。これまでの研究では、医療大麻に非常に大きな可能性があること、世界でその恩恵を受ける人々が急速に増えている中、超高齢化社会を迎える日本がその恩恵を自ら放棄するのは、なんとも馬鹿げた話だと。大麻に対する根拠の無い偏見や誤解を取り除き、早く正しく扱えるよう各方面努力していかなければならないと。
|