2016年6月23日(木)
カナダ オタワ: 『グローブ・アンド・メール』(The Globe and Mail)紙に提供された連邦のデータによると、カナダ人兵役経験者の間で医療大麻の使用率が増加すると、処方のアヘン剤やベンゾジアゼピンの使用が同等に減少するという。
『カナダ兵役経験者案件』(Veterans Affairs Canada)が提供した記録によると、ベンゾジアゼピン(ザナックス、アチバン、バリウムなど)を処方された兵役経験者の数は2012年から2016年の間に30%減少し、処方アヘン剤の使用率はほぼ17%減少した。この同じ期間中、連邦に処方大麻の還付を求める兵役経験者は100名以下から1,700名以上に上昇した。
カナダ政府当局は2001年、処方を受けた大麻の使用を合法化している。
このデータ セットでは原因と結果を確立できないが、この傾向は、多くの患者がとりわけアヘン剤といった処方薬の代わりに医療大麻を使用することを示したデータに一致するものだ。
米国から得られた以前の評価では、医療大麻の入手を許可する州においては、許可していない州に比べて、オピオイド関連の中毒や乱用、死亡事故などが著しく低いことが報告されている。
詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。
Source: NORML NEWS
Canada: Rising Popularity Of Medical Cannabis Among Veterans Associated With Declining Opioid Use
翻訳とコメント:なみ
来年春にも嗜好用大麻合法化が濃厚なカナダ。今後の政策などがまた、日本にとっても参考になりそうです。
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