連邦議会:超党派が大麻研究促進法案を提出

投稿日時 2016-07-13 | カテゴリ: NORML News

2016年7月7日(木)

ワシントンDC:上院と下院の議員らからなる超党派同盟は、大麻の安全性と効能に関する臨床試験を促進、加速させる2016年医療大麻研究法案(Medical Marijuana Research Act of 2016)および大麻有効薬物研究法案(Marijuana Effective Drug Studies Act)を提起した。


同法案(下院法案5549号および上院法案3077号)が承認されれば、連邦による、大麻に関する臨床試験計画書の再検討プロセスを促進させることになる。また、現行の研究用大麻の栽培制限を排除し、研究者らは、ミシシッピ大学を拠点とする、連邦政府の唯一の認定栽培施設以外から大麻を入手できるようになる。さらに、法案通過後5年以内に、大麻の研究について、FDA(食品医薬品局)によるレビューを義務付けている。

現行法では、大麻に関する臨床試験は、麻薬取締局、食品医薬品局、国立薬物乱用研究所など、連邦当局の承認を得なければならない。臨床試験で使用する大麻は、NIDA(U-Missプログラム)が提供するもののみ許可される。スケジュール1に分類された薬物を含み、このような制限が課された規制薬物は、大麻以外ない。

2,000万人以上の米国民が実際、合法的に医療大麻を入手できているにもかかわらず、連邦の政策は科学を拒絶している。法案の提起者の一人、オレゴン州選出のアール・ブルームノイヤー議員は、声明文で次のように述べている。「(そのような連邦政府の行ないは)言語道断である。(中略)私たちには、患者やその家族に対して、研究医が大麻の有用性とリスクを把握し、適切な使用法や用量を把握する必要性を考慮する義理がある。 連邦政府は、干渉を停止し、長い間遅延してきたこの研究を可能にすべきである」。

下院法案支持の議員らは他にも、アンディ・ハリス(共和党・メリーランド州選出)、サム・ファー(民主党・カリフォルニア州選出)、モーガン・グリフィス(共・バージニア州選出)がいる。また、上院法案の支持者は、クリス・クーンズ(民・デラウェア州選出)、オリン・ハッチ(共・ユタ州選出)、ブライアン・シャッツ(民・ハワイ州選出)、トム・ティリス(共・ノースカロライナ州選出)議員らである。

詳しい情報は、NORML副事務局長ポール・アルメンターノ(paul@norml.org)にお問い合わせください。

Source: NORML NEWS
Congress: Bipartisan Measures Introduced To Facilitate Marijuana Research Trials
Thursday, 07 July 2016

翻訳:なみ





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