サル・パラダイス
【今週のマスコミよかった大賞】
SPA 7/19・7/26合併号
大麻のいま “大麻王子”独占インタビュー
「日本の老人こそハッパを吸うべきだ」
カナダでは来春、大麻の合法化が決まるようですね。うらやましいというかすごいですね。いよいよG8とかって呼ばれる国で、大麻が堂々と合法化されるわけですね。 しかし、このカナダの合法化までには、大麻王子ことマーク・エメリーの大変な努力があったとのことです。このことでアメリカとカナダでの34の刑務所に入ったそうです。 90年初頭、カナダは大麻に関連するものはすべて違法だった。まずは、大麻に関するメディア規制の4年間にわたる裁判、そして勝利。
それからの10年間で大麻種子を400万粒世界に売る。売りすぎて、アメリカの刑務所に5年間収監。そして、「POT TV」の2000年開始。又、種の売買で集めた500万ドルを世界中の大麻解放運動家、グループに寄付してきたともいう。
彼のスタイルとして、事前にマスコミには声をかけておき、警察署の前でマリファナをボングで吸う。そして、注目を集めたうえで、大麻に関してどういう社会的不正義があるかを国民に問いかけてきたという。
世界で歴史的にこの45年間で4,500万人が大麻で逮捕された。いったいそのことにどんな正義があるのかと彼は言います。
現代では、ネットで世界の人間と一瞬にしてつながることができる。今なら刑務所に入るような方法を取らなくても、有効的に訴える方法があるだろう。 一度バンクーバーに来てほしいと彼は言う。100ほどのショップがあるバンクーバーで、成熟したカンナビスカルチャーの世界を4、5日すごし、その素晴らしさを知ってほしい。 そうして、これを日本で実現するには何が必要なんだろうと考えてほしい。
日本で成功するためには、高齢者を巻き込む必要があるのではないかとマークは言う。大麻が高齢者の多くの病気を快方させることを知ったら、皆驚くと言う。世間は若者の声は聞かないが、高齢者の声はよく聞くという。
来年も多くの国で大麻解禁が進む。世界地図で見ると、大麻の非犯罪化という意味では、大麻で逮捕されないという意味では、もう世界の半分ほどの地域となっている。そして、完全合法化の地域も増える方向にある。 「大麻に逮捕される理由はなく、愛される多くの理由がある。」そう、マーク・エメリーは言っている。
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