サル・パラダイス
【今週のマスコミよかった大賞】
週刊文春 11月3日号 どうなる「相棒」? 髙樹沙耶 大麻と男と石垣島
今回、各界著名人のコメント、いろいろネガティブなもの多かったですが、これはまずいだろと思ったものがあります。 医療博士の木下博勝さんというかた、ジャガー横田さんの夫だそうですが、 こんなもの認める必要は全くありませんと言ったそうです。
医療界を代表するような形で、そのような発言をするのは非常に悪です。
ほんとにそうですかと聞きたいです。
あなたの立場として言い切ったのですか、おそらくは自分はこれまで、医療大麻など使っていないし、これからも使うつもりもありませんからくらいの感覚でしょうけど。 まさか、医療大麻が既存の診療費や薬代をけずり、もうけが減るからとそこを深く考えてのいりません発言では無いとは思いますが。
2013年の米国の公的医療保険費が、医療大麻によって165億円減ったという報告があるそうですよ。その時、米国で17州が医療大麻合法となってましたからね。 そんだけ、病院での通常医療が医療大麻に置き換わったってことですよ。
医者の立場というのも大事でしょうが、自分が末期の患者で、医療大麻がもしかしたらその命を救う可能性があったとしたら、はっきり必要ないと言えますか。 山本正光さんは、肝臓がんの末期がん患者で余命6ヶ月の宣告を受けました。抗がん剤などの治療もダメで、自分なりに探して医療大麻に行きついたとのことです。 山本さんは医療大麻を摂取することで、食欲も出、腫瘍マーカーも下がったのです。しかし、大麻取締法のため治療を続けられなくなり、裁判をおこしていたのですが、亡くなってしまいました。
病人本人が使用したいと希望しても検討することできませんか。
あるいは、自分の子供が医療大麻で救われる状況にあったら ナショナルジオグラフィック2015年6月号で紹介されたアデリン・パトリックの件はどうでしょう。生後6か月の時に乳児痙攣を発症する。先天的な脳の形成異常によるてんかん性の発作だと診断され、その回数は1日20回から100回、300回と増えていった。治療としては大量の抗てんかん薬、強力な薬の作用で発作は減ったもののアデリンはほぼ1日中眠ったままとなった。入院は9か月の間に20回。
その後、この両親は医療大麻を勧められ試してみると、発作はすっかり収まり、何ヶ月かぶりに娘の微笑むのを見たとのこと。この両親は、その後コロラドに移住します。 この人たちにも、医療大麻は必要ないと言えますか。
木下博勝さん、あなたのような人が軽々しい発言をしないほうがいい。それにより、「生きたい」と言っていた山本さんのような、真剣に医療大麻の治療を求めている人の生を遠ざけてしまうことになるから。
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