サル・パラダイス
【今週のマスコミよかった大賞】
フラッシュ 2016/11.22
辛坊治郎 ニュース食い倒れ!
大麻は「神聖なもの」として日本文化の隅々に浸透していた
大麻の所持が禁止されたのは第二次世界大戦後、それまで日本中どこでも普通に栽培されていた
辛坊さん、ちょっと怒ってます。なんででしょうか? 彼としては、欧米先進国で今、医療用、嗜好用の大麻使用が認められつつあるなか、もともと日本人の生活の隅々に神聖なものとして浸透していた大麻について、国民的議論をするべきと思ってたそうです。 そんな時、髙樹沙耶氏の逮捕、そのちょっと前に鳥取県智頭町の産業用大麻会社社長の逮捕とあって、これじゃ、あいつら結局、ラリりたかっただけじゃんって思われてしまうって。
ちょっと痛いですかね、まあ、ラリりたかったという表現は良くないので、大麻を楽しみたかったとしましょう。 そういう部分ももちろんあったけど、と同時に、あるいはそれ以上に医療用として、産業用として大麻を真剣に考えていたのは間違いないと思います。
そうですね、記事にもあるとおり、逮捕の少し前、辛坊氏の司会する読売テレビの番組に髙樹沙耶さん出てましたね。そこで、大麻について医療大麻としていかに有用であるか、世界で認められてきているかを話していました。番組の最後では、出演者のだいたいが医療大麻賛成と言う感じになってました。そういう意味では、今回の事件によって、印象が変わってしまう部分は残念ではあります。
それで、日本の生活の隅々にあったという大麻についてですが、辛坊さん、面白いところに目が行ってます。 大麻、大麻と危険視するけれど、あなたの家にも、日本人の一般家庭には100%ありますよと指摘する。食卓にある七味唐辛子を出して、その中の黒い粒々の物、それが大麻の種だとのこと。
他にも鳥のエサとかもそうだし、昔は衣服、釣り糸、漁網、屋根、しっくい壁、鼻緒等いたるところに使われていたとのこと。 あと、神社に「大麻授与所」というような張り紙があるから見てごらんって、かつて辛坊少年は、神社では大麻を渡していいんだって勘違いしたそうですが、お札等を渡すところですね。で、そのお札である大麻を神棚の中央に祀って、拝むわけです。 そう見てくると、GHQが日本人を弱体化するために「大麻取締法」を作ったという説も、わりかし説得力があるわけです。
さてそういうわけで、普通に生活にあったので、栽培中の麻畑で軽い中毒症状となることもあり、摂取を犯罪にできなかったとのこと。で、所持で逮捕としたわけだけど、今回、高樹容疑者、ヘロインや覚せい剤と違って使用罪では処罰できないので、尿検査等で使用を立証できても、所持での立件は困難だろうとのこと。
まあ、そうですが、そもそもということで、この大麻取締法をなんとかしようという議論再開といきましょうや!
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