週刊プレイボーイNo.47 小島慶子のそこじゃない!髙樹容疑者の逮捕で本当に迷惑しているのは・・・

投稿日時 2016-11-18 | カテゴリ: 今週のマスコミよかった大賞

サル・パラダイス

週刊プレイボーイ【今週のマスコミよかった大賞】
週刊プレイボーイ No.47
小島慶子のそこじゃない!
髙樹容疑者の逮捕で本当に迷惑しているのは・・・

今回の髙樹容疑者の逮捕で、彼女の主張していた医療大麻の合法化は遠のいたのでしょうか?この記事を書いた小島慶子氏はそう考えていますし、多くの人がそう考えているのでしょう。そして、今回のようなことは、本当に医療大麻を待ち望んでいた人々に多大な迷惑をかけたと言っています。

 


そのとおりの部分も表面的にはあります。ただ、とちょっと言いたいんですが、髙樹沙耶さんが、選挙に出て医療大麻合法化を公約にしたから、世間的にその存在が広まったわけでして、その前段階で森山さんが「大麻草検証委員会」を作って政治家に働きかけていたことも大きいわけです。

そういうことがなかったら、そもそも医療大麻などそんなに話題にのぼってないと思います。もちろん、逮捕されることなどいいことではないですが、そんなこともあったために、医療大麻というものは世間にさらにひろまったのです。

だから、彼女を医療大麻推進の裏切り者のように言うのは違うと思います。むしろ、彼女は責任を感じて、今度は法律を相手に戦う決意をされているような気がします。 そんななか、医療大麻推進を本当に望むのなら、今、どんなことができるのか、どんなことをすべきなのかを考える方が建設的です。 それは、大麻の正確な情報を伝えることではないでしょうか。それはマスコミだけでなく、我々一般庶民でも知ることになった知識を正確に伝えあうことからはじめるべきでしょう。

ワイドショーで西川史子が「医療大麻なんてものはない」と得意げに語っていたそうですが、そんなばかな発言がそのまま受け入れられているような日本の情報閉鎖状況は不幸です。いるかいらないか決めるにおいても、正確な情報があるなかで行わなければ、正常な国の状態といえないです。

カリフォルニアも合法となった今、マスコミもこのまま無視して触れないわけにはいかないでしょう。まずは、情報開示して、国民の長年にわたる洗脳を解き、大麻をいるかいらないかをあらためて決めましょう。

小島氏の記事の中で、医療大麻を求める人が、「嗜好品として楽しみたいのでは?」という疑いの目を向けられ、肩身の狭い思いをするのではと心配ですとありましたが、嗜好品として使用するのが、そんな極悪非道のような感覚でいることも改めましょう。

カリフォルニアでは、今回の選挙と同時の国民投票で嗜好品としても合法となったのです。 クラシックのコンサートに行って、楽器のひとつひとつがよりクリアに聞こえてくる。チョコレートサンデーを食べた時、それぞれの素材の味がひとつひとつ迫ってくる。なにげない景色の中に驚くべき美しさがあることに気付く。レクレーション大麻の楽しみ方は、そんな感じでしょう。

他人に害を及ぼさず、社会的システムに混乱を起こさないようなことであれば、本来そんな悪の汚名を着せるようなことではないはずです。

小島氏が最後に結ばれているように、これを機に議論が深まることを私も望みます。





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