サル・パラダイス
【今週のマスコミよかった大賞】
週刊プレイボーイ No.49
モーリー・ロバートソンの挑発的ニッポン革命計画
カリフォルニア解禁で大麻産業に“グリーンラッシュ”がやってくる!?
そうですね、今回の米大統領選と同時に行われた大麻合法化の当住民投票の結果、カリフォルニア、ネバダ、マサチューセッツの3州で嗜好用大麻が合法化されました。フロリダなど4州で新たに医療用大麻合法化となりました。 ということで、アメリカは過半数を超える28州&ワシントンD.C.が医療大麻合法、8州が嗜好用大麻合法となりました。
で、モーリーが言うように、カリフォルニアで大麻の完全合法がなったことは大きな意味を持つと思いますよ。おそらく、彼の言うように、この大波は、日本の「ダメ、ゼッタイ」などというちっぽけな防波堤は一瞬に飲み込んでしまうでしょう。
フランス、イタリア、カナダのGDPを超える、国家と並べたGDPランクでも世界第6位、全米最大の経済規模、議員数も圧倒的に大きく、波及力は最大級です。 加えて、私が思うには、カリフォルニアはハリウッドを代表する世界への文化の発信地であるということです。おおげさに言うと、世界の表面的なエンターティメントはここから発信され、世界中に浸透するので、その地が大麻解禁だと、音楽や映画も大麻使用となるということです。 クラブミュージックなんて、はっきり言ってしらふで聴くもんじゃねえって意見もあるくらいでして。
映画や音楽などで、一部は今まで暗にそういうものだったものが、堂々と世界に主張してくるでしょうね。 我々も、ちゃんとそういう流れについていかなきゃですよね、文化は大事だよ、もう。
それと、マリファナベルト達成、つまり、ワシントン、オレゴン、カリフォルニア、そして、来春にはカナダが完全合法化されるので、カナダ、アラスカとつながっちゃうんです。日本は東向けば、大麻合法化。
それと、もう一つ注目しておいてほしいのは、これから、カリフォルニアから大麻文化だけでなく、大麻の経済効果、医療健康効果、産業利用といった情報がどんどん発信されるのでしょうが、それが、どれだけ日本のマスコミで取り上げられ、大麻の正確な情報が伝えられるかということです。よく見ていてください。
私は常々、大麻は報道のリトマス試験紙だと思ってましたが、インターネットや海外の情報誌と日本の週刊誌等を比べていればよくわかります。大麻に関してみれば、よくわかります。 全米で、大麻が解禁されてても、それを取り上げない。大麻でガンが治療される可能性がでてきても、医療大麻などというものはないという報道。
事実をねじまげ、隠し、これが先進国の、民主主義体制の、法治国家の情報機関かと疑うばかり、おそらくですが、この分野においては、政府とか上からの言論統制があります。私もはじめは信じられなかった、でも、よく見ていれば、いくらなんでもわかります。 ここから、この世のしくみの常識を疑うスタートを始めれば、非常にわかりやすいです。
しかし、今回のこのカリフォルニア合法化の件で、いよいよ、そういうことはもう限界的に難しくなったと思われます。プレイボーイ、新潮、文春といった雑誌は、一歩踏み出したような感じがします。
要するに、ねえ、世界の映画や音楽は大麻文化で花開き、医療的には大麻で難病が癒され、経済的には各地で大麻でベンチャーとか成功し、都市も潤い、それでもって、凶悪事件や問題はおこってない。
となりますとですねえ、これがネットで伝えられ、日本のマスコミでは無視され、日本では毎年、何人かが犠牲になり、とあえていいますが、逮捕されってことです。 なんか、世界観、変わってるんですよね、光り輝くあちら側の先進世界に対して、この分野にしぼってですよ、もう日本は前近代の暗黒世界のように映るでしょうね。罪もないことで、被害者もないことで、人を罰して糾弾して。 もう変わる、変える時です。
後になって振り返った時、おそらく今あたりが歴史上の転換点なのだと思います。日本も早く手をつけましょう。 東京オリンピックの2020年までには、医療大麻の合法化、そして大麻の非犯罪化達成となっててほしいものです。
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