サル・パラダイス
【今週のマスコミよかった大賞】
週刊文春 12月22日号
マトリ“伝説の捜査官”逮捕
宿敵・組対五課が動いた事情
マトリが逮捕って、しかもこんな大麻で盛り上がってる時期にですよ、わけがわかんなかったんですけど、この記事読んで、なるほどそういうことかとわかりました。
マトリとは、厚生労働所の地方支部局である地方厚生局に設置されている麻薬取締部に配属されている麻薬Gメンで、片や、警視庁にもそういう組織があって、それが警視庁組織犯罪対策五課、通称組対五課です。
髙樹沙耶さんや、こないだの長野の22人逮捕、過去には小向美奈子、高知東生、ポール・マッカートニーなんかを逮捕したのがマトリ。 一方、清原和博、ASKAを逮捕したのが組対五課。
マトリは特別司法警察員として、家宅捜索や逮捕、麻薬の買受捜査が認められているそう。拳銃、特殊警棒の携帯も認められているそうですよ。組織的には全国に8か所、約300人が在籍する。 一方、組対五課は全国警察のなかでも圧倒的な200人弱の人員を誇る銃器・薬物捜査の専門部隊とのこと。
で、これ被ってね?どっちかいらなくね?
典型的な縦割り行政の結果のような気がしますが、警察が中毒者を逮捕するのを主な仕事とするのに対して、マトリはブツ(麻薬)を押さえ販売ルートを解明するのがメインである。芸能人の逮捕はマスコミも大きく取り上げるので、啓蒙効果大である。ふむふむ・・・
実際の業務では、ほとんどの薬物密売に暴力団が関与しているため、暴力団の情報をほぼ独占的に有する警察との情報交換が常に必要である。おいおい・・・
やっぱり、統廃合した方がいいんじゃないか~、そのほうが効率的じゃねえか~。現に小泉政権時代にそうい動きがあったんだって。ただ、マトリのほうから「ようでけん」と言って断ったようだが。
今回のも、薬物逮捕で、大物とか一斉逮捕とかはでなの張り合って、それプレッシャーとかになって、マトリが不正を犯してまで逮捕をあげようとしたって感じじゃないですか。
で、ライバルの組対五課がマトリを逮捕したって。これから全面抗争のはじまりかって展開にはまさかならんのでしょうが。 まあ、今回のことで、マトリの過去の逮捕にも不正があったんではないかって疑惑言われてくると思います。そして、この組織の存在意義はやはり問われてくると思います。
そこで、ひとつ提案ですが、まあ、こういう世界情勢ですというのもありますし、大麻をまず非犯罪化して、マトリと組対五課はある程度合体させて、捜査はハードドラッグや危険ドラッグにしぼらせて、マトリの人員の半分は薬剤師でもあるというので、大麻非犯罪化、そして次の医療用、嗜好用合法化に向けて制度づくり、その運営をやっていく人員にあてると。これも大変ですよ。しかし、時代の流れですから、誰かがやらないとはじまらないですしね。
タイミングとしてちょうどいいと思うのですが。
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