益戸育江さん第2回公判-マスコミ報道より正確

投稿日時 2017-02-06 | カテゴリ: 白坂の雑記帳

今日、沖縄で益戸育江(高樹沙耶)さんの2回目の公判が行われた。私はマスコミがどう報道するかに関心があり、日テレや産経新聞などなど、いくつかの番組や新聞がニュースとして伝えた内容をネットで確認した。


今日の今日なので、まだ各媒体の報道が出揃ったとは言えないだろうし、明日以降の報道にも注目したいと思うが、現時点で出ている報道内容と、傍聴した友人から聞いた内容との落差に、唖然というか、ま、所詮マスゴミはそうだろうな、という印象を持った。

傍聴した友人の話によると、今日は被告人質問が行われたようで、初公判の前回より取材のメディアは少なかったそうだ。

益戸さんは、大麻草検証委員会での活動のことや、大麻の医療使用を懲役刑で禁止し、故に臨床研究すらできない大麻取締法第4条の問題点、更にはエンド・カンナビノイド・システムが解明された経緯についてなど、おそらく取材しているメディアの人たちが知らないような、大麻の科学的事実についても語ったそうだ。

だが、今のところ、益戸さんがそのような、大麻取締法第4条の問題点について言及したという話は、どのメディアも伝えていない。伝える知識を持ち合わせた取材者がいなかったのかもしれない。

伝えられているのは、益戸さんは、大麻は森山さんのモノだと改めて証言したとかいう外形的な事実や、反省の弁を述べたとかいう、そりゃまあ無理もなかろうという側面ばかりで、これまで益戸さんが主張していた本質的な論点に改めて言及したことには触れず、上っ面の、どーでもいいことだけが報道されているようだ。

益戸さんの証言を理解できる記者がいなかったんじゃないの?

益戸さんが披瀝した大麻についての証言が事実かどうか、取材した記者たちは今ごろ慌てて調べているのかもしれない。とりあえず、明日以降のメディアの報道に注目したい。





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