武田邦彦様
拝啓
突然のメール、失礼致します。
私は大麻と大麻取締法の見直しを求めて活動している「大麻取締法被害者センター(略称:THC)」を主宰する白坂と申します。
私どもの掲示板「THC談話室」で、先生が出演された「たかじんのそこまで言って委員会 環境問題について」が紹介され、それを拝見し、私たちがいかにあやふやな根拠で環境問題を語っているかについて知りました。
番組のビデオを観て、先生のお名前とお顔に覚えがあり、お気に入りに登録してあった「大麻」というエッセーを思い出しました。改めて検索したところ、「大麻 犯罪の創造者は誰か?」と題されたエッセーを知り、我が意を得たり!と膝を打つ思いでした。
非科学的な法律、大麻取締法を作ったために、犯罪の無いところに犯罪を創造した。本来、犯罪を防ぐはずの「法律」が犯罪を「創造」する。それは、誇り高い日本人がアメリカの言うこととなると、判断力を失うことと同じである。
終戦後60年も経て、情けない。大麻取締法を廃止して犯罪を創造するのをやめよう!
この締めくくりの文章には、感動致しました。
さて、その大麻ですが、日本では大麻の公的情報を、厚労省に委託された財団法人麻薬覚せい剤乱用防止センター(以下「ダメセン」と略)が「ダメ。ゼッタイ。」ホームページなどによって国民に周知しております。
http://www.dapc.or.jp/data/taima/1.htm
ところが、この大麻情報の根拠は、14年以上も前に米国のテキサス州にある反薬物団体が売っていた薬物標本の説明書を翻訳しただけのもので、科学的・医学的根拠のないものであることが私たちの調べで分かりました。
http://asayake.jp/thc/archives/2006/06/post_214.php
そこで、私たちは、昨年来、厚生労働省とダメセンに対し、公的大麻情報の見直しを行うよう要望してきましたが、今年度、国会で認められた予算付きで薬物情報全般の見直しが行われることになりました。ダメセンの糸井専務理事の説明によると、薬物情報を見直す委員会を設置し、そこで具体的な記述について検討するとのことです。
つきましては、甚だ一方的で不躾なお願いではございますが、先生にこの委員会に参加して頂き、大麻情報の見直し、牽いては大麻取締法の見直しにお力添えを頂きたく、大麻情報を見直す委員として推薦させて頂きたく、お願い申し上げます。
もとより、私たちのような主張を展開する者たちの一方的な推薦が、ダメセンにどう扱われるかは未知数ですが、先生のご経歴や見識は日本の公的大麻情報を見直す委員としてふさわしいと思われ、甚だ不躾ではありますが、ご了解を頂きたく、伏してお願いする次第です。
また、このメールは私どものウェブサイトで公開させて頂きたいのですが、もしお返事を頂戴できるようでしたら、併せて公開させて頂きたく、これもまた不躾ではありますが、お願いを申し上げます。
大麻と大麻取締法の見直しは、敗戦以来続く日本の属国状態を少しでも改善する意味をも持つだろうと考えております。
何卒何卒、よろしくお願い申し上げます。
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以下、メールには書いていない注
被害者さん、ありがとう!
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