麻薬防止センターに進捗確認の電話

投稿日時 2007-04-27 | カテゴリ: (財)麻薬・覚せい剤乱用防止センターとの対話

4月の平日最後の今日、ダメゼッタイ大麻情報の見直しがどうなっているのかを確認するため、麻薬防止センターの糸井専務理事に電話インタビューしました。

ダメゼッタイ薬物情報を見直す委員会設置の件、年度始めの諸準備もあり、まだ具体化されておらず、人選もできていないとのことです。スケジュールについては「ここで申し上げるまでに至っていない」とのこと。

さまざまな角度から検討し、公正な情報を国民に周知してもらうため、運動側としても委員会に人材を推薦しようと考えていましたが、こちらが推薦する人を受け入れてもらえる可能性はとても低いのが現実でしょう。

そこで、そのようなやりとりに労力を割くよりも、嗜好や医療や産業といった枠を越えた政策提言・立法運動の展開が動き始めた現在、ダメセンが決めた各委員には、大麻だけでなく、タバコやアルコールなどの薬物についても、国民に誤解や偏見を与えることがないよう、科学的で公正な検討を行うよう直接お願いすることとし、ダメセンには委員会のあり方について要望する方向で取り組もうと思います。
いつまでもズルズルと見直しを先延ばしにするようであれば、訴えるまでです。

過日、厚労省麻薬対策課啓発推進係長の松田氏と電話でお話しした際、「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの内容は、受託者であるセンターが判断して決めることで、厚労省が指導するということではないと説明されていました。

「ダメ。ゼッタイ。」ホームページの大麻の記述には、以前、「蓬を燃したようなクサイ匂いがします」と書かれていました。英語の原文には「甘いような香り」としか書かれておらず、原文を翻訳してセンターが売っていた「読本」には、翻訳者の注として「私の経験ではクサイと感じました」と書かれているに過ぎません。「読本」のその箇所は翻訳者の感想であることが明記されていますが、ホームページでは翻訳者の感想であることが隠され、あたかも一般的な情報であるかのように偽装されています。

その改ざんについて、翻訳者の大麻体験の感想であるという「注」を明記するか、削除するよう私は厚労省に申し入れましたが、日本語が不自由なのか根性が腐ってしまったのか、麻薬対策課の担当者は、この箇所を「クサイと感じる人もいます」に書き換えるようセンターに伝え、現在日本では、大麻はクサイと感じる人もいることになっています。
・・・・・ま、そう感じる人もいるだろね。で?だから、なんだ?
小学校低学年の作文ではありません。厚労省の見解です。

厚労省は税金を使ってセンターに事業を委託しています。委託している責任は厚労省にあり、ダメセンで適切に情報が管理されているか指導監督する責任と義務が厚労省にあることは明白です。だからこそ、麻薬対策課の担当者は、ダメセンに記述を変更するよう具体的な文言を伝えたのです。

糸井専務理事は、今日の電話での私の問いに、あの変更は厚労省からの連絡で行ったものだと改めて回答しました。

厚労省麻薬対策課啓発推進係長の松田さん、あなたの説明は苦しい言い訳に過ぎません。苦しいお立場であることはお察しします。お見舞い申し上げるとともに、引き続きお見舞い申し上げます。






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