二、チャールズとの交際に関して
彼とは映画を見に行ったり、買い物に行ったり食事をしたりしました。アフリカンレストランにも毎週のように行きました。からの友達にも数多く会いました。アメリカ出身の人もいたし、アフリカ出身の人もいて、様々でした。皆、服装・言葉遣いも爽やかな印象を受けることが多かったです。また、チャールズからは「旅行が大好き。趣味は旅行」と聞いていたので、色々な地域・各国に友達がいると常々聞いていました。そのため、後々になって中国やヨーロッパに行った際、彼の友達を紹介されても何の違和感も覚えず、すんなりと受け入れてしまいました。
何よりも私が彼を人として信頼していた原因は、彼が敬虔なクリスチャンであったことにあります。私に対して接するとき、チャールズはいつも「クリスチャンだから・・・」という風に説明をしていました。
たとえば、「月曜から土曜日までは一生懸命働くけれど、絶対に日曜は働かない。クリスチャンだから」と言ったり「自分はクリスチャンだから決して離婚はしたくないし、しない」と語っていました。彼と会ったとき、彼は初対面の私に「私は今まで結婚したことはない」と言っていたことをよく覚えています。
そうしたことから、週末になると、一緒に行ける日は二人で教会に通いました。クリスチャンではない私でさえも、教会は神聖な場所であり、その場において偽りの言動を彼が行うなんて、全く考えられません。一緒に教会に通うという行為は、お互いを真剣な交際相手として捉えられる、と一般的にクリスチャンとしては考えられていますし、私もまた、その気持ちが彼にある、そういう意思表示と見なしていました。実際チャールズ自身が、私にそう話していました。彼は「君は私にとって妻のような存在だ」「君は私の妻だ」という口調でした。
彼が私に彼の友達を紹介していたように私も彼に私の友達を会わせていました。私の友達はどのように私が彼と付き合っていたか、それほど深く彼自身を、彼の言葉を信頼していたかを知っています。チャールズは私の友人といっしょに食事に行ったり、、私の友人と私、彼の3人で友人の誕生日祝いを一緒にしたりするほどに親しく交際してもらっていました。
私が友人に彼との付き合いに関して相談することもしばしばでした。私とチャールズは喧嘩することも時々ありました。いずれも些細なことが原因でした。愚痴をきいてもらう一方で、彼の性格や人物性、仕事や国籍といった、個人的なことについても話していました。
|