本人による控訴趣意書(6)

投稿日時 2007-11-27 | カテゴリ: 祐美さん(大麻密輸の冤罪)

三、就職活動と内定、寮長としての務め
チャールズと付き合うようになって半年以上が過ぎた大学3年の冬になると就職活動を始めるようになりました。当時から、貿易や輸出入業、物流関係の業界に関心が高かったのでそれに関連した企業に総合職として就けるようにと思っていました。
もちろんチャールズは私の学科・コースも知っていましたし、私の夢・希望する職業も知っていました。互いの夢、将来について話し合うこともしょっちゅうでしたし、彼も「私も輸出入業・貿易に興味がある」という風に言っていました。

彼の生い立ちについては、「アメリカのニューヨークで育った、高校卒業後、大学はイギリスで卒業した。専攻は経済学である」との話でした。私が卒業論文のテーマで悩んでいて、彼は何について書いたのか聞いたところ、「アフリカにおける石油戦争と経済への影響について」だった、また「成績が非常に良かったので、卒業式でこの論文をスピーチした。その時に米軍の関係者にスカウトの形で誘われて仕事に就いたんだ」と聞きました。私は彼のことを、頭の良い、そして仕事熱心な人物であると見ていました。時事についても詳しく、日本語も理解していた彼を私は知的だと尊敬していました。したがって彼とは経済についても、仕事・就職活動についても話題にしていました。後に、2005年5月になると、物流関係の企業で内定をもらうことができました。目指していた業界での総合職の仕事でした。その会社では、総合職の社員は皆男性だけでした。人事の担当の方に面接で熱意を認めていただいた結果の、唯一の女性社員となる予定でした

また、同時期2004年11月ごろから寮では、寮長を務めるようになりました。寮は協同生活なので寮長は、寮と大学の間で調整役となったり、寮の管理、寮生にかかわること全般をまとめる係です。そうした一連の活動を通じて、秩序を保つためには規則を守ることがどれほど重要か、人の迷惑になることは決してしてはならないこと、皆がそれを念頭に生活していくことがいかに必要であるかを強く思いました。






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