国選弁護人をなんとかしてもらいたい

投稿日時 2007-12-01 | カテゴリ: 白坂の雑記帳

刑事司法改革は、少なくとも冤罪を生まないような制度設計が必要だ。しかしそれで充分というわけではない。
国選の弁護をなんとかしてもらいたい。公判に顔だけ出しても意味がない。傍聴じゃあるまいし。
弁護士の質もいろいろで、検察の回し者ではないかと疑いたくなるような弁護士もいる。高い報酬を払ってハズレの弁護士に依頼してしまうと悲劇だ。
国選でろくでもない弁護士に当たると被疑者にとって事態は深刻だ。「国選の弁護報酬は1回飲みに行けば終わりだ」と言って、保釈請求もしてくれない弁護士もいる。

ヤクザ者に騙されて、茶箱に隠された大麻を中国から国内に持ち込もうとし、実刑3年6月をくらった高藤さんの場合、一審から私選の弁護士に依頼し、一審では無罪だった。
高藤さんと一緒に逮捕された久保田君も、高藤さんと同じように騙されて何も知らずに運び屋をやらされただけだが、弁護士は国選で、一審であっさり有罪になっている。懲役3年6月。一審で無罪だった高藤さんは検察が控訴し、何も新しい証拠などないのに、1回の審理が行われただけで2回目の判決公判で逆転有罪になった。懲役3年6月は、久保田君の判決と同じにしました、という印象である。

久保田君も最高裁まで国選の弁護士で無実を主張した。上告が棄却され、異議申立をしたいと弁護士に伝えたところ、その国選の弁護士は「そこまでの義務はない」と答えたそうだ。

高藤さんは冤罪事件に関連して著名な弁護士に上告を依頼しようと電話したところ、いきなり「私は高いですよ。250万円。」と言われて別の弁護士を探した。

文字通り、地獄の沙汰も金次第なのである。無実で裁判にかけられ、弁護士に報酬を払って、長期の実刑が確定してしまうなど、地獄の沙汰でしかないだろう。
高藤さんは、上告に250万出せば無実を買えたのだろうか。

弁護士も商売だから、1回飲みに行くと消える程度の報酬で、面倒な刑事事件などにホンキを出せないのだろう。そうであれば、国選の弁護報酬を、手抜きをせずに、真剣に取り組めるようなあり方にしてもらいたい。弁護士の肩書きを裁判に貸しているだけのような国選弁護人(弁護士)がけっこう多い。

現在の司法制度は、無罪かもしれない国民を守る機能・仕組みがあまりにも不十分なのである。






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