科学者を中心に構成される諮問委員会の勧告を無視し、ブラウン首相とスミス内務大臣は大麻の規制をCからBに戻すことを表明したそうです。
ブラウン首相の支持率は低迷しており、先の統一地方選挙でも大敗したことがニュースで報じられていましたが、この決定は警察組織にも不評なようです。
全国警察署長協会(ACPO)は、現在の政策が期待どおりの成果を上げているとして、議会がいかなる決定を下しても、軽微なカナビス事犯を逮捕するために時間や経費の浪費することを拒否するという声明を今月の始めに出している。
首相の決定に警察署長協会がNOを言えるというのは羨ましい話です。規制変更が実施されるのは議会の承認を得た後の来年初頭になりそうだとのことですが、不人気のブラウン首相がいつまで政権を維持できるのか、我が国の首相とどちらが先にその座を去るか、気になるところです。
科学者たちが、科学的な根拠を示してクラスCに据え置くことを勧告しているのだから、それを無視した決定はできないのでは、と個人的には思っていたのですが、推測がハズレました。スミス内務大臣は、大麻を使用すると気が狂うと言っているそうですが、自身はオックスフォードの学生時代に大麻を吸っていた経験があるそうです。自説を身をもって証明したということでしょうか。
イギリス政府 カナビスの罰則強化を公式に表明
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