厚労省の対米追従に期待する

投稿日時 2008-05-22 | カテゴリ: 白坂の雑記帳

アメリカ大統領選挙の予備選で、民主党のオバマ氏が勝利宣言をしたとニュースが報じていた。自身が大麻ユーザーだったというオバマ氏は、現在の連邦政府による医療大麻弾圧を止めると公約しており、このまま弾圧を続けるつもりの共和党候補マケイン氏よりも、大麻の法的な扱いについて期待が持てる。

対米追従の日本はどうなるだろう。オバマ氏が大統領になり、連邦政府レベルで医療大麻を公認することになれば、厚生労働省も医療大麻を理解しようとするだろうか。大麻取締法の見直しを求める動きにとって、プラスの材料になるだろうか。
現在、大塚製薬は米国でサティベックスの研究開発を行い、販売を視野に入れているようだ。当然日本国内の市場も狙っているだろう。製薬メーカーとしては、誰でも栽培できる大麻そのものを商品化しても儲からない。あくまでもサティベックスのような大麻製剤として、既存の医薬品マーケットに限定して流通させようとするだろう。さまざまな疾病に効果がある大麻そのものの話が、製薬メーカーと官僚の癒着構造に呑みこまれ、加工された薬剤としてのカナビノイドの話にすり替えられてしまうキケンを感じる。製薬メーカーによって製造された大麻製剤はOKだけど、大麻そのものはダメゼッタイ。製薬メーカーと厚労省が結託し、厚労族議員を抱きこんで、そのような施策を取ろうとするのではないだろうか。

でも、いずれにしても、マケイン氏よりはオバマ氏に大統領になってほしいなーと、属国の国民としては期待する。






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