7.一難去ってまた一難
判決も出て、後は執行猶予期間の3年間を何の問題も起こさずに過ごせば、また元の生活に戻れると、思っていた矢先、強制送還の危機が発覚した。
入国管理法に違反しているとの事。外国人が、日本で一定の罪を犯した場合、入国管理局は、強制退去の手続きをとるというのだ。
しかしながら、在留特別許可申請という道があり、日本人の配偶者だと、許可され易いとの事。
一方では、薬物事犯にはかなり厳しいと言う声も聞かれ、一体どうなることやら。
この件がはっきりしない限り、夫はデンマークには帰る事が出来ない。正確に言うと、帰国は出来るが、日本に入国できない事になる。
夫曰く
「留置場は出られたけど、今はもっと大きな刑務所に居るのと変わりない。」
留置場よりは、自由が利くが、自分がしたい事(デンマークへの帰省)が出来なければ、刑務所に居るのと同じ事だという。
この先どうなるかは分からないが、唯一分かっている事は、入国管理局が決定を下すまでにはかなりの時間がかかるという事。それまでは、辛抱強く待つしかない。
以上
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