8月8日付けで、「大麻取締法被害者センター」の名称を、「大麻取締法変革センター」に改称しました。
大麻取締法被害者センターという名称は、私自身が逮捕された2003年7月に、拘留中の大阪拘置所で考えた名称でした。私の逮捕は予期できたこと、ほとんど予定に近い出来事で、近しい者たちにも私は逮捕されるだろうことを伝え、一定の準備と覚悟をしていたことでした。それでも、逮捕された私自身よりも、周囲に多大な迷惑をかけてしまいました。
こんな馬鹿げたくだらない法律で逮捕された者が被害者であり、何も知らなかった家族や近親者こそが真の被害者だと思い、パラダイムシフトとして、反大麻取締法を主張する意味で、「大麻取締法被害者センター」、略称を「THC」として、保釈後に動きを立ち上げました。
その後、これまでの取り組みを読んで頂けば分かるように、「被害者」支援と同時に、大麻取締法違憲論裁判を支援し、公的大麻情報の無根拠、大麻取締法の無根拠を、証明してきました。
大麻取締法が生存権を侵害していることを法廷の場で明らかにし、その主張に応えぬ司法の無機能を明らかにし、続けて、公的大麻情報に医学的根拠がないことを厚労省とのやりとりで明らかにしました。
既に「司法」と「行政」とのやりとりにおいては、実質的に私たちは勝っています。
今後、立法府に問題を持ち込み、私たちの意見を、国民の意思として、合意形成を図る必要があるでしょう。
その際、法律を破っておいて何が「被害者」だ、という、無用な誤解を避けたほうがいいだろう思います。この問題に理解のある人には、大麻で逮捕されるほうが被害者だという当たり前の主張は共感を得るでしょう。けど、大麻の事実を知らない人、行政のプロパガンダで偏見を抱いている人たちには、法律を破っておいて「被害者」はないだろうと、無用な反感を生じさせてしまうかもしれないと思います。
そこで、団体としての名称を再検討してきました。いろいろと意見が出ました。私は「大麻取締の改正を求める会」が良いと思い、提案しました。が、あまりにベタだし、既に一定程度の定着を得ている「THC」の略称は捨てがたいとの意見も強く、合議の結果、腫瘍内科医フロッガーさんの提案による「大麻取締法変革センター」を新名称として採用することにしました。略称はこれまで通り「THC」です。
私たちは、大麻取締法を、真に日本にとって善きよう改正することを求め、活動を深化したいと思っています。
2008年8月8日、私たちは「大麻取締法変革センター」として、改めて取り組みを進めることをここに宣言します。
・・・と、焼酎で酔って書いてるところが悲しいといえば悲しいんだけどね。
・・・でも気持ちいいんだけどね。(^^y-~
必ず変えてやる。首を洗って待ってろや、大麻取締法。
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