昨日、たまたま観たテレビで、相撲協会を解雇された露鵬の弁護士、塩谷安男氏が出演しており、露鵬の大麻陽性反応について弁護論を語っていました。その番組コーナーを全て観たわけではないのですが、塩谷弁護士は、6月に行われた大相撲のロス巡業の際、露鵬が大麻の副流煙を吸った可能性について触れ、力士は代謝が悪いので、その反応が今回の検査で出たのかもしれないと語っていました。しかし、大麻の尿検査で、2ヶ月前に吸った副流煙の反応が出るとは考えにくく、コメンテーターの反論に言葉が詰まっていました。
報道によると、白露山と露鵬は、二人とも大麻の吸煙を否定しています。一方、日本アンチ・ドーピング機構の大西祥平氏は「自己吸引が間違いのない濃度だった」と記者会見で述べているようです。
大麻の摂取方法は、吸引に限りません。食材に混ぜて食べるという方法もあります。現に、大麻クッキーの輸入で摘発された事件もありました。
昨日、塩谷弁護士の出演した番組を観たあと、弁護士事務所に電話をし、大麻の摂取は吸引に限らないこと、2ヶ月前の副流煙が尿検査で陽性反応を示すことは考えにくいことなどを事務の女性に言伝ました。
「自己吸引が間違いのない濃度」という点についても、大麻が入っているクッキーなどを食べた可能性を否定できるのかどうか、大西氏の所属する慶應義塾大学スポーツ医学研究センターに今日電話してみましたが、ご不在でお話を聞くことができませんでした。秘書の方によると、明日の午前中ならいらっしゃるとのことなので、改めて確認し、報告します。
ロシア人力士2名の大麻疑惑については、「”謀略的冤罪”の可能性高いロシア出身力士達の大麻吸引疑惑」という見方もあるようです。少なくとも、ロシア人力士2名が大麻を故意に吸引したという証拠は何もなく、法的に罪を問える根拠もありません。このようなことで解雇するのは極めて不当であると私は考えています。相撲協会には克服すべき課題はあるのだろうと思いますが、常軌を逸した袋叩きのようなマスゴミの報道こそが大問題だと思います。
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