時事通信のサイトに、AFPが配信したカナダの記事が掲載されていた。
「マリフアナを吸ったことがなくてごめんなさい」=カナダ・緑の党党首
【オタワ17日AFP=時事】カナダの緑の党のエリザベス・メイ党首は17日、マリフアナの合法化と課税を含んだ選挙綱領を発表すると同時に、「マリフアナを吸ったことがなくてすみません」と“謝罪”した。(写真は、大麻草)
メイ党首は同日、ハリファックスで支持者を前に演説し、「私はマリフアナのファンではありません。マリフアナを一度も吸ったことがありません。謝ります」と述べた。演説は全国にテレビ中継された。
緑の党は政策綱領で、マリフアナを禁止する従来の政策は効果を上げることができず完全な失敗に終わっただけではなく、禁止によってかえってその流通や若年犯罪者、組織犯罪などに対する取り締まりの費用が増大していると指摘。認可を受けた販売者を通じて成人に対するマリフアナの売買を許可し、たばこと同率の税金を掛けることを提案。これによる税収を年間10億カナダドルと試算している。 〔AFP=時事〕(2008/09/18-15:56)
日本では、0.3グラムの大麻が入ったタバコが原因で、起訴されてもいないのにロシア人力士が解雇され、本人たちが故意に吸った証拠もないのに、抜き打ちの尿検査で大麻の陽性反応が出たとして、やはりロシア人力士2名が解雇された。そして、それらの事件を、マスゴミが煽るように書き立て、責め立て、何が問題なのかを冷静に検証する姿勢などまるでなく、情報商品として大衆が消化する。大麻を吸ってなどいないとして、納得のいかないロシア人力士2名は裁判で争う姿勢を見せているが、文部科学大臣は恥知らずにも、「恥を知れ」と言う。実に、情けない国だなあと、つくづく思う。
カナダでは、マリファナ禁止政策が完全に失敗していることを認めた政党の党首が、「マリファナを吸ったことがなくてすみません」と言い、それがテレビで全国に流れる。日本でだったらきっと大騒ぎになるだろう。
カナダでは、大麻にタバコと同率の税金をかけて管理すると10億カナダドルの税収になるらしい。日本でも馬鹿げた大麻弾圧政策によって国益を損ねていることは明らかだ。取り締まりや裁判に費やす税金ばかりでなく、こんな馬鹿げたことで逮捕されて仕事を失った者が納めるはずだった税金、医療や産業の大麻まで禁圧していることによる潜在的な損失。それもこれも、科学的な根拠に基づかない国賊厚労省による施策が諸悪の根源であり、そのような根本を問わない記者クラブに支えられたマスゴミの退廃、大本営発表記事が不幸を拡散している。
日本でも、科学的事実に基づいた薬物乱用防止教育を行い、大麻に関しては、栽培から流通までを、課税して管理すればいいだけの話だ。
・大麻合法化の経済的メリット
日本では、カナダの緑の党のような政党は成立し得ないのだろうか。
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