Sun, 23 Jul 2006 18:20:44 +0900
大変ご無沙汰をしております。大山恵子です。以前主人の逮捕の件でご相談に乗っていただき、本当にありがとうございました。
その後の経過をご報告させていただければと思い、メールをさせていただきました。
3月末に逮捕、4月末に主人が保釈となり、その後2回の公判を経て先日判決が出ました。
検察の求刑1年に対して判決は実刑8ヶ月でした…。
裁判では私も証言し、1歳半になる娘がいること、家庭ではよき夫・よき父であること、生活費は完全に主人の収入に頼っているので主人が懲役になると私たち家族が路頭に迷う、なんとか家族の下で罪を償って欲しい…という旨の話をし、●●先生も情状酌量でなんとか執行猶予がつくようにとご尽力いただいたのですが、結果は実刑でした。前科があるとはいえ所持していた量が少ないこともあったので(起訴状では1.385グラムでした)●●先生を初め主人も私も「執行猶予がつくだろう」と思っていたので、予想外の判決でした。
判決理由としては前科の執行猶予が切れてから間もないこと(といっても1年3ヶ月前に切れているのですが。主人の勘違いで昨年末まで執行猶予だと聞いていたのですが、実際は1年3ヶ月前でした)がやはり大きかったようです。
私は娘を連れて行っていたので法廷の外で待っていたのですが、判決言い渡しが終わり中に入ったときには主人はすでに警察(?)に連れて行かれるところでした。
娘もいたのでその場で手錠をかけることはありませんでした。まさか…とは思っていたものの、実際主人が懲役になり娘と二人どうやって生活していけばいいのか…と途方にくれましたが、その後●●先生が同日中に保釈申請をしてくださり奇跡的に夕方保釈になりました。
担当の書記官の方が保釈担当の裁判官に無理を言ってくれてすぐ後に弁護士面接をしてくださり、保釈に関する検事の意見書も電話での返答でOKとしてくださったおかげで、主人が連行されてから4時間後に保釈となりました。保釈金は前回の200万を流用+20万円(公判に来てくださった主人の同僚の方々から借りました)判決がでた同日中に保釈が出来たケースは、●●先生の長い弁護生活の中でも2回目だとおっしゃっていました。主人もこのまま小菅に連れて行かれ、そのまま懲役だろう…と覚悟していたようで保釈が通り出てきた時には大変驚いていました。とにもかくにもまた主人が家族と共にいれるようになり良かったと思います。
保釈に関しては●●先生に大変ご尽力をいただいたのはもちろん、担当の書記官の方のおかげだと思っています。書記官の方は女性でしたが、連行される前に主人が娘を抱きしめ、離れがたい…としていたのを見ていたようでしたのでそのせいもあるのかな…?などと思っています。判決後も私と娘から主人をすぐに引き離すことはなく、しばらくは話をさせてくれました。その点はありがたかったと思っています。
ただ、●●先生にも「執行猶予がつくでしょう」と言われていたので万が一とは思っていたものの実刑判決には驚きでした。確かに前科があり2度目の犯罪とはいえ、1.385gの所持で実刑判決です。本人は刑務所で罪を償えばいいのかもしれませんが、残された私と娘はどうやって生きていけばいいのでしょうか?結局主人を選んだ私の責任だから、生活に困窮しようが自己責任だということなのでしょう…?
今後は控訴をし高裁にて争うこととなると思います。手続きなどの関係で裁判は10月くらいになるようです。
ご迷惑でなければまた経過などご報告させていただきます。取り留めのない文章で申し訳ありませんでした。
それでは失礼いたします。
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