大麻の副作用?

投稿日時 2008-10-22 | カテゴリ: 産経新聞の大麻報道との対話

【Re:社会部】大麻の副作用
2008.10.12 00:17 MSN産経ニュース
「副作用もないし、合法の国だってあるでしょ。タバコみたいなもんじゃん。なんでそんなに、『犯罪』だとか騒ぎたがるわけ?」

法政大生5人が学内で大麻を売買するなどして逮捕された事件で、学生が通っていたキャンパス周辺で取材をしていると、ある学生は記者に向かって、こう吐き捨てました。

確かに欧州の一部では、大麻は少量の所持なら違法とされない国もあります。好奇心の先にあるハードルは、高くはないのかもしれません。ある警視庁幹部は「覚醒(かくせい)剤みたいに中毒になりにくいから、罪悪感は薄いことが多い」と話します。

軽い気持ちで「騒ぎ立てるな」といってしまう学生がいても仕方ないのかもしれません。
でも、逮捕された学生の友人は、記者から事実を聞くと、泣きそうな顔になりました。「合コンとかクラブとか、そういう遊びならよくしたよ。でも、絶対に悪いことからは一線を引く奴だった。何だよあいつ…最低だよ」。裏切られたという思いがあるのか、その場にしゃがみ込み、うなだれました。別の学生は「(逮捕された学生の)お母さん、めちゃめちゃ泣いてました」。

人体に深刻な影響があるとか、ないとかではなく、本人に見えない“副作用”は、いたるところに及びます。(国)

まあ、産経らしいと言ってしまえばそれまでですが。
これ、「副作用もないし、合法の国だってあるでしょ。タバコみたいなもんじゃん。なんでそんなに、『犯罪』だとか騒ぎたがるわけ?」と言っている学生のほうが正しいでしょう。この真摯な問いかけを「吐き捨てました」と表現して吐き捨てる記者の感覚のほうが「思い込みの正義」に毒されてはいないでしょうか。
『軽い気持ちで「騒ぎ立てるな」といってしまう学生がいても仕方ないのかもしれません。』と記者は書いているけど、これも友人のほうが正論でしょう。アルコールやタバコほどの害もない大麻を少量所持していただけで、マスコミに名前を明かされ、学籍も奪われることになる。こんな馬鹿げた現実こそ、ジャーナリズムは問うべきではないのだろうか。人権に配慮もなく騒ぎ立てるなと言う学生が正しいのであって、その意味を理解しない産経記者の感覚が前近代のチョンマゲです。
友人の談として書かれている、『絶対に悪いことからは一線を引く奴だった』という感想は、捕まった友人が大麻自体について悪いと認識していなかったことを示しているのではないでしょうか。だって、大麻それ自体は悪くないのだし。逮捕された学生の母親が泣いて悲しむのは、逮捕されたからであって、大麻の作用によって息子が心身を病んだためではないでしょう。

人体に深刻な影響があるとか、ないとかではなく、本人に見えない“副作用”は、いたるところに及びます。

この記者はアホですか?「人体に深刻な影響があるとか、ないとか」、それこそが問われるべき大麻取締法の立法根拠でしょう。
この記事の題は「大麻の副作用」とありますが、正しくは「大麻取締法の主作用」だろうと思います。
キモイ、キベン、キナクサイ。あいかわらずの3kであります。





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