大山さんからのメール

投稿日時 2007-01-29 | カテゴリ: 大山さん(大麻所持2gで実刑)

白坂様
ご無沙汰しております。大山です。
THCのホームページを拝見して、私たちの話を載せていただいていたのでメールさせていただきました。

予定通り、1月11日に主人は収監されました。
自らの足で東京高等裁判所執行部(霞ヶ関にあるようです)に出向いて、そのまま当日中に東京拘置所に移動したようです。
今もおそらく東京拘置所に居るのだと思います。東京拘置所でも受刑者は面会月に2回まで、手紙も受刑者から出せるのは月に4通と制限があるので、19日に一度面会に行ったのですがそれ以降はどうなっているのか私にも分かりません。
おそらく今月中にはどこか他の刑務所に動くのではないか…との事でした。
動いたことも親族には通達がなく、電話はもちろん自分で出向いて東京拘置所に問い合わせても「分からない」の一点張りで、教えてもらえないそうです。
分かるのは移管された後、受刑者本人から親族にその旨の手紙を書く、というのが唯一の方法なのだそうです。

白坂様が書いてくださっていたように、収監までのズルズルとした時間が、本当にもったいなかったと思っています。
主人は収監されてから10日ほど独房で本や雑誌も全く与えられず(自分で持っていったもの、知人などが差し入れたもの全てが入らなかったようです)刑務官にかなり攻められたのかどうなのか、精神的に参っているような印象でした。
ほんの数分の面会でしたが、見ていて可哀想になってしまうほどでした。
また、刑務所で殺人犯や凶悪犯と寝起きをともにするかもしれない夫の身が心配でたまりません。
刑務所では軽犯罪の受刑者をターゲットにいじめのようなものがあるとの話も聞きました。なんとか主人が無事に出所してくれるのを祈るしかありません。

THCのホームページを拝見して、大麻がここまで厳しく罰せられるものではないことが分かり、今は夫に対して怒りなどはなく、何とかこの苦難を乗り越えて欲しい、という気持ちだけでいます。
夫が逮捕されるまで大麻とはどのようなものなのか全く知らなかった私ですが、白坂様とTHCのホームページのお陰で偏見や誤解などもなくなり夫を支えていきたいという気持ちになることが出来ました。
本当にありがとうございます。THCのホームページを見ていなかったら、夫を憎んだり拒絶する気持ちになっていただろうと思います。

いつか、近い将来大麻取締法が見直され、私たち家族のような不幸な目にあう人がいなくなることを切に願っております。
この度は色々相談に乗っていただき、励ましていただき、本当にありがとうございました!
また何かあればご報告させていただきます。なにか私に出来ることがあればご連絡ください。
それでは、寒い日が続きますがお体にお気をつけてください。ご報告までに。

大山恵子






大麻報道センターにて更に多くのニュース記事をよむことができます
http://asayake.jp

このニュース記事が掲載されているURL:
http://asayake.jp/modules/report/index.php?page=article&storyid=90