麻枝光一こと前田さんのロングセラー。
『「マリファナを吸ってなぜ悪いんだ」煙に誘われ、僕は退屈な日本にサヨナラを告げた。タイ北部の秘境「黄金の三角地帯」、ヒッピー世界三大聖地のひとつネパールのカトマンズ、激しい内戦下のトルコ…。行く先々で手に入れた多種多様なドラッグがもたらす幻想と出会い。十九歳の初体験以来、放浪を続けた青春の旅行記、アジア・中近東編。 』
単にマリファナのことが書かれているだけではなく、法律のこと、歴史のこと、文化のことなどにも触れられています。旅行記としても、読み物としても面白い本です。国家権力とマスコミが渾然一体となって未だに大麻弾圧を続ける日本。この野蛮なクニを離れ、広い世界に旅立ちたくなる一冊。いや、(下)南北アメリカ編を合わせると2冊。これから海外初体験の若者、大麻を知らないオトナたち、世界の広さを知るための参考書でもあります。
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