今週、もうひとつ、よいこの雑誌がありました。
週刊SPA:俺たちの「戦闘宣言」を聞いてくれ
大麻解禁論者の主張
先日、主要マスコミでは週刊朝日のみが目を開き始めと書きましたが、訂正です。 先陣を切ったのはこの週刊SPAでしたね。前回の大麻特集はすばらしいものでした。私もやっとメジャーな雑誌で大麻に肯定的な意見も取り上げられたと狂喜しました。ただ、その時の大麻特集は、まだ世間の抵抗を若干警戒してか、ちょっとおふざけ記事のようにしてありました。
今回はすごいです。正論で万人向けにバッシっときています。何しろ戦闘宣言ですから。
内容は、丸井英弘弁護士へのインタビューによるもので、現在世界中で大麻の個人使用の非犯罪化が進んでいること、日本での取り締まりの根拠となるような大麻による幻覚、幻聴、凶暴性などないこと、大麻取締法はもともとアメリカのGHQ政策の中で作られたものであることなどです。とてもわかりやすいですよ。
大麻は凶暴性どころか多幸感に包まれ、リラックスするということ。その例として2000年のサッカー欧州選手権で大麻解禁のオランダではフーリガン等の暴動が1件もなかったこと。大麻禁止のベルギーでは暴力事件で900人逮捕されてるいっぽうでね。
あと、大麻取締法はアメリカが自国の石油産業繁栄のために、日本人に麻のふんどしをはずさせ、ナイロンのパンツをはかそうとしたものなんてのもナイスな表現ですね。
現在、石油を成分とした紙、製糸、プラスチックなどの素材は、麻から抽出された成分でほとんどつくれるそうです。さらには、医薬品としても万能選手であることがわかってきています。
ひところ、というか今もですか、大麻の種も規制せよなんて動きがありましたが、彼らの根本主張はなんですか、大麻をこの世から抹殺せよですか。ジェノサイドですよ。これを人間でやればね。ナチスがユダヤにやったホロコーストと同じなんですよ。こんなこと、地球が、宇宙が許すはずないんです。まして、麻はある研究者が「奇跡の植物」と言ったほどのとても有用な植物なんです。
最後にSPAに送られてきたという、ミュージッシャンKのメールに私は感激しました。その最後のところ。
未来は今。ひとりでみんなが革命家。その時は必ずやってくるから。
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