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ヘンプ燃料方程式

Source:http://www.ccguide.org.uk/cbee.php
June 1, 2000
Subj: The Cannabis Biomass Energy Equation


FCDAが発表した報告によると、ヨーロッパはカナビス・バイオマス燃料の利用で優位に立っている。

「知りうる限りの植物の中で、カナビス・サティバからは、植物自身に備わったユニークな性質のおかげで最も経済性に富んだバイオマス燃料を作りだすことができる。」

報告書があげたユニークな性質を要約すると、
  1. カナビスは作物として最も多産なうえに、ほとんどどのような気候でも成育し、約4ヶ月でバイオマスの産出量が最大になる。
  2. カナビスは木質部が多く保有水分が少ないので、熱分解させるのにサトウキビやトウモロコシのように事前乾燥がほとんど必要なく、そのためのエネルギーを要しない。
  3. カナビス・バイオマス燃料はすぐにでも世界中で生産し利用することができる。
  4. カンビスは苗の成育段階を過ぎると干ばつにも極めて強い。
  5. カナビスの根は6週間で30センチ以上にも成長し、洪水などでも生き残る。また土壌の侵蝕を防ぐという重要な利点もある。
  6. カナビスは、突発的な霜ならば氷点下10度、霜続きでも氷点下6度でも耐えられる。
  7. カナビスは肥料が必要ない。
  8. カナビスは、辺境の耕作に適していない土地でも繁茂する。
  9. カナビスは土壌を痩せさせない。そればかりか、葉で直射日光から守り、通気性を増し、雑草を減らす。
「カナビス・サティバは地球上で最も耕作に適したドライ・バイオマス植物だが、カナビスの禁止法は、全人類が消費しているエネルギー用ウランやガソリンやプラスチックなどの石油製品など高汚染高価格の燃料に対する現状で唯一利用可能なエコロジカルな代替品であるこの植物の利用を阻んでいる。」  (FCDA)

「熱分解によってバイオマスは1ポンド当たり5000〜8000BTU(1BTU=252cal)の熱量を産する。ガソリンやジーゼルなどの石油を貪り食うアメリカの現在の需要をすべてカナビス・バイオマスでまかなうとしても、同国の全農地面積の6%を要するに過ぎない。」

「温帯性気候では2期作8ヶ月で1エーカー当たり少なくとも20トンのカナビス・バイオマスが収穫可能で、メタノール2000ガロンを作ることができる。」