Weekly News

2006年3月9日


NORMLカンファレンス2006参加登録受付中
カナビスを常用しても脳の認知機能は低下しない
アメリカのマリファナ生産量と入手しやすさが上昇、連邦政府報告書



●NORMLカンファレンス2006参加登録受付中
2006年3月9日 - アメリカ・ワシントンDC発

2006年4月20〜22日に、世界でも最もカナビス・フレンドリーな都市のひとつサンフランシスコで、アメリカで最大かつ最も評価の高いマリファナ法改革コンファレンス、NORML・ナショナル・コンファレンスが開催されます。参加のオンライン登録 
http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6828 が始まっています。どうぞふるって御参加ください。

3日間の 「超ごうかなびす」 なイベントは、サンフランシスコの中心にあるホリデーイン・ゴールデンゲートウエイで行われます。今年の主なテーマは次の通りです。
  • グラスルートからグラストップまで: すべてのレベルの活動家が協力して実りを大きく
  • リーファー・レトリックにどうレトート(反駁)するか: マリファナ論戦の勝ち方
  • 今年の秋の選挙とポット・イニシアティブ提案
  • カナビス・ディスペンサリー(ポット・クラブ)の運用キャパシティ
  • 栽培とハシシ・メーキング: 患者の自給自足をめざして
  • マリファナと健康: 神話と事実とミステリー
  • マリファナと宗教と聖体
  • ビッグ・ブラザーは監視している: 運転と生徒のドラッグ・テスト、ドラッグ探知犬
  • 噴出するカナビスの新しい臨床応用

指導的なマリファナ運動家とその支持者たちとのネットワーク、著名人やハイタイムス・マガジンのメンバー、さらにNORMLのスタッフや評議委員との交流、会議終了後の各種ユニークなお楽しみイベントなど盛りだくさん。いま登録すれば、コンファレンス参加料とホテルの特別ディスカウントにまだ間合います。

「一昨年のNORMLカンファレンス2005には600名以上の方に参加していただきましたが、今年はそれを上回る成功を期待しています。」 「アメリカの間違ったカナビス法の改革に真剣に取り組んでいる人にとって、NORMLのカンファレンスは、医療カナビス患者さんやカナビスを使っている人やカナビスに関心のある皆さんが結集する場なのです。」 とNORMLのアレン・ピエール事務局長は抱負を語っている。

NORML's 2006 conference agenda is now available online at: http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6830

Information on discounted room reservations is available at: http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6756
(Discounted rooms will be available until March 27.)

Secure online registration is available at:
http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6828


Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6833


●カナビスを常用しても脳の認知機能は低下しない
2006年3月9日 - オランダ・ユトレヒト発

近く発行される精神薬理学ジャーナルに掲載された臨床データによると、カナビスを頻繁に使っていても記憶力や注意力などの認知障害が起こらないことがわかった。

ルドルフ・マグナス精神科学研究所の研究者たちは、磁気共鳴画像解析装置(fMRI)を使って、「頻繁だが適度」 のカナビス・ユーザーの脳における作業記憶域と注意選択域の機能評価を行い、「頻繁にカナビスを使っている人のグループには1週間前に使用を中断させて、作業記憶域と注意選択域についてカナビスを吸わない健常者グループと対照調査したところ、カナビス・グループに長期的損傷があるという証拠は見出せなかった。」 「さらに、こうした認知機能の領域も含めて脳機能パターン全般にわたって何ら違いはなかった。」 と結論づけている。

以前に行われたカナビス使用と認知の研究でも同じ結論が得られている。精神医薬品ジャーナルの2004年10月号に掲載された研究では、男性の一卵性双子についてカナビスの長期的認知障害の可能性を検証して、「認知能力に対するカナビスの目立った長期残留障害はない」 と報告している。

国際精神心理学会ジャーナルに掲載された 
2003年のメタ分析 でも、「長期カナビス常用者の精神認知機能は、使用中でなく酔っっていない状態では、継続するような系統的影響は見出せなかった。」 としている。また、カナダ医師会誌に掲載された 2002年の臨床研究 では、「カナビスは、知能全体にネガテォブな長期的影響を及ぼさない」 と判定を下している。

For more information, please contact Paul Armentano, NORML Senior Policy Analyst, at (202) 483-5500.

Full text of the study, "Long-term effects of frequent cannabis use on working memory and attention: an fMRI study," will appear in the journal Psychopharmacology.

A summary of clinical studies assessing the impact of cannabis on cognition is available online at: http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6812  (

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6832


●アメリカのマリファナ生産量と入手しやすさが上昇、連邦政府報告書
2006年3月9日 - アメリカ・ワシントンDC発

連邦ドラッグ情報センター(NDIC)の 「2006年ドラッグの脅威評価報告」 によると、アメリカ国内において、マリファナの生産と利用可能なカナビスの量が増加を続けている。

報告書では、メキシコやカナダとともにアメリカでもカナビスの生産が上昇しており、2005年の国内でのカナビス生産は急激に増えて「最高記録レベル」に達した、としている。

また、マリファナの入手も容易になってきている。州と地域の法執行関係者へのアンケート調査では、98%がマリファナの入手しやすさを「中」または「高」と答えている。昨年のNDICの報告書では、アメリカで使われたマリファナの量を1万2000〜2万5000トンの間と推計している。

For more information, please contact Allen St. Pierre, NORML Executive Director, or Paul Armentano, NORML Senior Policy Analyst, at (202) 483-5500.

Full text of the NDIC report, "National Drug Threat Assessment 2006," is available online at: http://www.whitehousedrugpolicy.gov

Source:  http://www.norml.org/index.cfm?Group_ID=6831