イタリアとスイスの両政府

医療カナビスの合法化を計画

Source: Internatinal Association for Cannabis as Medicine - Bulletine
Pub date: 29 October 2006
Subj: Italy/Switzerland: Governments plan legal use of cannabis for medicinal purposes
Web: http://www.cannabis-med.org/english/nav/home-bulletin.htm


イタリア政府は、将来、カナビスを痛みの治療に使えるようにする意向を固めた。保健省のリビア・ターコ大臣は、法案には 「ジョイントを使っても何も問わない」 と書かれていると述べている。この改革に関しては、内閣が投票にかける必要があり、下院と上院で承認された後に発効することになる。

この問題では、野党側は分裂している。極右の民族主義政党は政府がソフトドラッグを合法化しようとしていると糾弾しているが、シルヴィオ・ベルルスコーニが率いる野党フォルツァ・イタリア党のキアラ・モローニ代表は 「イタリアでは偏見がこうした治療を妨げている」 として、内閣の決定に支持を表明している。また、カソリック系の医師団体も医療カナビスの提案について賛意を示している。

また、スイスの立法府でも、カナビス製品を医療目的で合法的に利用できるようにするための第一歩を踏み出した。

医師で委員会のメンバーでもある自由民主党(FDP)のフェリックス・ガッツウイラー党首は10月24日のスイス・テレビのニュースで、連邦議会の国民院の健康衛生委員会において、内閣に関連の薬物法を変更を求めた提言が圧倒的多数で支持されたと述べ、この結果から、「国民院の大多数も医療カナビスの合法化を支持するだろう」 と語っている。

More at:
tagesschau.sf.tv/nachrichten/archiv/2006/10/24/schweiz/58113
www.netzeitung.de/wissenschaft/447655.html

(Sources: Swiss television of 24 October 2006, Netzzeitung of 20 October 2006)