歴史的な大勝利

カナビス発議、10件のうち9件が通過


ロブ・カンピア
マリファナ・ポリシー・プロジェクト(MPP)代表


Source: Marijuana Policy Project
Pub date: Nov 05, 2008
Nine marijuana initiative victories yesterday
Author: Rob Kampia, Executive Director MPP Washington, D.C.
Marijuana Policy Project


昨日、マリファナ・ポリシー・プロジェクト(MPP)は、カナビスの法改革をめざす全国の同盟組織、運動家、支持者たちとともに、カナビス関連の10件の住民発議のうち9件を通過させ、敵対していた発議1件を葬り去ることができた。昨日は、MPPの14年の歴史の中でも最も成功した日となった。(結果一覧は、MPPのサイト で確認することができる)


ミシガン州  MPPが提案に加わった医療カナビス発議が63%対37%の大差で通過した。これでミシガン州は、逮捕や投獄されずに医療カナビスを使うことのできるアメリカで13番目の州になった。新しい医療カナビス法が誕生すること自体が大きな勝利ではあるが、今回のミシガン州の場合は、中西部では最初のケースであることや、カリフォルニア州に次いで最も医療カナビス患者が多いことが際だった特徴となっている。
詳しくは、http://www.stoparrestingpatients.org/

マサチューセッツ州  カナビスの非犯罪化をめざすMPPのこのランドマーク発議は、65%対35%の大差で通過した。この発議では、1オンス以下のカナビス所持に対するこれまでの罰則を逮捕や投獄から100ドルの罰金に変更する内容になっている。罰金の支払いについても、交通違反チケットと同様に、弁護士の介在や法定への出頭なしに郵送で済ませることができる。州レベルでのカナビスの非犯罪化が議会ではなく住民発議によって達成されたのは史上初めてのことになる。
詳しくは、http://www.sensiblemarijuanapolicy.org/

カリフォルニア州  ドラッグの非暴力違反者を刑務所ではなくリハビリ施設で治療することをめざしていた発議(NORA)は、残念ながら、反対60%対賛成40%で否決された。またこの発議では、1975年に議会で制定された現行のカナビスの非犯罪化法を改革する条項も含まれていた。
詳しくは、http://www.prop5yes.com/

カリフォルニア州  われわれの敵対発議で、ドラッグで有罪判決を受けた人を公共住宅から追放することを求めていた近隣安全条例案が反対70%、賛成30%の大差で否決された。またこの発議では、ギャング関連の活動や犯罪の厳罰化や、刑務所や警察の経費を増やすことも盛り込まれていた。

カリフォルニア州バークレー市  医療カナビス・ディスペンサリーの出店を非住居地区にまで広げてゾーン許可証を発行することと、バークレーでのカナビス所持の制限を最近出された裁判所の判決に合わせることをを求めた発議が、62%対38%の大差で通過した。
詳しくは、http://www.yesonjj.com/

アーカンソー州フェイエットビル市  地元警察の成人に対するカナビス違反取締りの優先順位を最下位にする発議が66%対34%の大差で通過した。
詳しくは、http://www.sensiblefayetteville.com/

ハワイ州ハワイ郡  地元警察の成人に対するカナビス違反取締りの優先順位を最下位にする発議が53%対39%で通過した。
詳しくは、http://www.projectpeacefulsky.org/

マサチューセッツ州の4地区  州下院選挙区の4地区では、重篤な患者が医師の承認のもとで医療カナビスを使えるようにすることに投票するように選出議員に求めた非拘束性公共政策発議が提案されていたが、4地区とも70%以上の賛成でそろって通過した。
詳しくは、http://www.dpfma.org/