420イベントで証明された
カナビスの驚くべき安全性
Source: Chronicle Blog
Pub date: 28 April 2008
If Marijuana is Dangerous, How Come No One Gets Hurt at These Huge 4/20 Parties?
Author: Scott Morgan
http://stopthedrugwar.org/chronicle_blog/ 2008/apr/28/if_marijuana_is_dangerous_how_co
今年の420デーは日曜日と重なったこともあり、これまでよりも多くの場所でより盛大に祝われた。新聞 にも大きく取り上げられ、ウエブ・メンバーも急拡大。実際に、予想を越えるほど大規模 の行事になった。皮肉なことに、ホワイトハウス麻薬撲滅対策室でさえ、今度の日曜日は危険なので子供から目を離さないように親たちに 呼びかけることで 加わってきたほどだった。
だが、そんな大警告にもかかわらず、420デーで傷ついたりした人は一人もいなかった。この単純過ぎるほどの事実については決して大げさ言っているわけではない。実際、420デーに関するニュースを検索してみれば、カナビスを使うと出てくると言われてきた類のネガティブな結果を扱った記事などは全く見つけだすことはできない。
この日は、一年の他のどの日よりもより多くの人が午後4時20分に一斉に公然とストーンしたわけだが、もしカナビスが本当に危険ならば、その事実を知るまたとない機会になったはずだ。病院に担ぎ込まれた人の数、喧嘩の数、自動車事故の件数。どれも少なからぬ数字が並んでいてもおかしくないはずだが……
コロラド大学ボルダー校の420デーのイベント には1万人が参加したが、逮捕者はなく、不幸な出来事も1件も起こらなかった。このことは,警察がカナビスをオープンに吸うことを黙認していただけではなく、参加者全員がカナビスの影響下でも非常に行儀がよかったことを意味している。喧嘩や盗みや器物損壊など警察が行動を起こさなければならないようなことは何も起こらず、全く組織化もされていないカナビスのイベントの1万人もの参加者の中で問題のある行為を起こした人は誰もいなかった。
同様に、カリフォルニア大学サンタクルズ校の420イベントでも6000人が参加しているが、警察はこのカナビス・エベントの行儀の良さに何もやることがなく困惑すらしていた。ここでも逮捕しなければならないようなことは何も起こらなかった。スポーツ・イベントなどでは逮捕や怪我人などが出ても珍しくもないが、即興的に膨れ上がった420カナビス・イベントではそうはならなかった。
また、サンタクルズ・センチネル紙 は次のように書いている。
420イベントの翌日の月曜日に何人もの読者から、イベントが終わって帰るときに明らかにカナビスに影響下にあると分かっていながら警察が誰も逮捕しなかったことにショックを受けた、という電話をもらった。
アプトスのカリフォルニア・ハイウエー・パトロールのグラント・ボレス広報官は、こちらで日曜に逮捕した人はいません……と話している。
驚くべきことに、一年の中でも最大のカナビス・イベントが行われた午後、カリフォルニア・ハイウエイ・パトロールは最も平穏な時を過ごしていたことになる。参加者たちは誰も事故を起こさなかったし、車線のはみ出し運転で酔っ払いの検査をされた人もいなかった。
カナビスと運転についてよく知っている人にとってはこの結果は予想の範囲内とも言えるが、だからと言ってストーンして運転すべきだなどと言うつもりは毛頭ない。しかし、カナビスの酔払い運転で起こると言われ続けてきた大惨事が、実際には起こらなかったという事実を誰も否定することはできない。
カナビス法を変えれば、みんながストーンするようになって恐ろしいことになると散々言われてきた。だが、現実には、正式には容認されていないイベントに大勢の人が集まって法的に許されていないカナビスを吸っても、ネガティブな結果は桁違いに出てこない。簡単に言えば、カナビスは人を傷つけたりしない。
カナビスの法改革運動で、「カナビスには害がない」 という主張をすることには明らかに無理があるが、今回の420イベントの例を上げて 「カナビスは驚くほど安全だ」 と主張することはできる。
|
『420』 の語源については、当初、カリフォルニア州警察の 「カナビス喫煙中」 を示す犯罪コード番号と信じられてきたが、後に実際にはそのようなコード番号は存在しないことが分かった。
また、1966年に発表されたボブ・ディランの 『Rainy Day Women #12 & 35 (雨の日の女)』 というアルバムに付けられている番号12*35が 『420』 の起源だと信じられていたこともある。収録されている ”Everybody must get stoned” には、「誰でもがカナビスでストーンすべきだ」 というメーセージが含まれていることがその理由になっている。
だが、現在では、カリフォルニア州サン・ラファエル高校の学生たちが午後の授業が終わってから 「4時20分に集まってみんなでカナビスを吸おう」 という隠語としてそう呼んでいたという当時学生だったワォルダスの主張が受け入れられて定着している。
また、『420』 という言葉が広まったのは、1980年代のデッドヘッド (グレイトフル・デッドの追っかけ) たちが使うようになってからだと言われている。