産経新聞 黒沢記者に再質問

投稿日時 2007-08-24 | カテゴリ: 産経新聞の大麻報道との対話

サンケイ新聞
外信部様
黒沢記者様
読者係 水島様

前略失礼します。
もはや旧聞に属する記事ですが、7月19日付の黒沢記者署名の「大麻天国のジレンマ…オランダ「寛容政策」転換 周辺国は反発」について、私は8月3日に質問のメールをお送りしました。質問の内容は主に次の点でした。

-----記事引用-----

ただ最近は、オランダ国内で店舗激減が目立つ。「寛容政策」を見直している政府が店舗を強制閉鎖しているためで、約740軒の店舗数は1997年時の約4割減だ。

-----引用終わり---

-----質問引用-----

これは、事実と異なるのではありませんか? 
オランダのコーヒーショップは、地方自治体の権限で管理されており、政府が強制閉鎖することはないのではありませんか? 
オランダ政府がコーヒーショップを強制閉鎖した例を教えて下さい。記事が誤りであれば訂正して下さい。

-----引用終わり---

私の質問については、読者係の水島氏より連絡を頂けるとのことでお待ちしていましたが、22日に当方から確認の電話をしたところ、外信部からの回答として水島氏は、「コーヒーショップを直接的に管理しているのは各自治体かもしれないが、大方針を決定しているのは政府だから誤りではない」とのことでした。

薬物政策の大方針を決定しているのは政府ですが、「政府が店舗を強制閉鎖」した事実などないのであれば、記事は「嘘」でしかないでしょう。

改めて文章で回答を頂けないか水島氏にお願いしたところ、再度内容をメールで、とのこと。改めて以下の2点につきお尋ねします。

質問A
オランダ政府がコーヒーショップを強制閉鎖した具体的な例を教えて下さい。もしないのなら、記事を訂正して下さい。もしくは、見解を文書でお示し下さい。

質問B
次のうち、事実はどちらでしょう?

1.オランダ政府は寛容政策を見直しておりコーヒーショップを強制閉鎖しているので最近は店舗数が激減している。(黒沢記者の記事文意)

2.コーヒーショップが激減したのは最近のことではなく、オランダ政府が強制閉鎖しているのでもなく、寛容政策の厳格な維持のためコーヒーショップが淘汰されたことによる。(カナビス・スタディハウスの出典付きの記事文意)

オランダ・コーヒーショップ数の変遷、最近はあまり減少していない

オランダ・マーストリヒト市長インタビュー

マーストリヒト市のコーヒーショップ政策

産経新聞「大麻天国のジレンマ」への疑問(当方のサイト)


以上です。
よろしくお願い致します。






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