NHKクローズアップ現代「大麻汚染を食い止めろ」(12/3放送)

投稿日時 2008-12-04 | カテゴリ: サルパラダイスの読み

夜回り先生こと水谷先生を呼んで、ほとんど彼の講義って感じでした。
トータル的には彼の考えいい方向行ってると思いますよ。大麻で捕まった学生を大学側はただ排除するのではなくて、もう1度チャンスを与えてあげてなどといってましたもんねえ。さらに、もう一歩進めてもらって、ハームリダクションね。ドラッグに寛容にして、その教育と更生にしっかり力をいれる。
水谷先生、しっかり断言してましたねえ。「大麻には身体的依存症はほとんどないんです。しかし、精神的依存症が強いんです。これが問題なんです。」そのあと、ちょっとゴニョゴニョした感じで、「そして、大麻を使用するごとに脳を壊していくんです。」

番組の冒頭では、使用して悲劇におちいった若者のケースとして何人か出てきます。衝撃的なのは、現在ダルクに3年も入ってるという29歳の男性。大麻を毎日使用するようになって、現実と妄想の世界が区別がつかなくなって、CD店で20枚CDをそのまま持ってきちゃって万引きで逮捕されたのです。その後、ム所に入って、出てからはダルク(薬物、アルコール等の厚生施設)でお世話になってるとのこと。
その男性が言います。これ常用してて行きつく先は4つ。1つは刑務所、1つは精神病院、1つは施設、1つは死です。こわいですねえ。ある程度知識や経験がある私が見てもこわくなりますもん。そういったもののない普通の人々が見たらすごく恐ろしいと思いますよ。人間やめますか、大麻やめますかって感じです。
ん、でも、ちょっとマッチ。夜回り先生、確か身体的依存症はほとんどないって言いましたよねえ。じゃなんでこの方はダルクに3年も入ってんの?ちょっと、おめえ、演技してんじゃねえよ。早く出てシャバで働かんかあ。ってのは言いすぎ?

それではもっとソフトに、可能性として高いこと考えると、あのさあ、それ、大麻じゃなくてほかの薬物も使用したんじゃないの。LSDとか、覚せい剤とか、シンナーとか、わかんないけど、要はハードドラッグね。そのために身体的依存症となってダルクにいるってことじゃないの。

「いやいや精神的依存症についてはどうなの?」といわれそうだけど、その精神的依存症って夜回り先生の言ってるの、どんなものなのか番組でははっきりわからなかったんだけど、要するにパチンコ依存症とかみたいなもん?5時とか6時とか会社終わりそうになると、おるよねえ、ソワソワしだす人。大麻も、あ~大麻吸いてえとか大麻見たりするとなるのかなあ。でも、それってダルクに閉じ込めて更生させるようなもん?身体的依存症に比べて、深刻さ全然低いんじゃないの?

なんかさあ、この番組の作り手とか、まあ一般的に見てる人も誤解がけっこうあると思うんで、僕の体験から書いとくと、酒の酔い方と大麻の酔い方は全く違うのね。よく彼女にふられたことつらくて、酒を飲んでは忘れ毎夜のごとくなんて話ありますわな、ところが大麻でこれありえんよ。大麻でこれやれば、そのつらいことにばっかフォーカスいって、たちまちバッドトリップってな感じになってしまいます。まあ、かなりそのことに前向きになれてきたときには、大麻吸って、あ~これでよかったんだ。彼女に愛だけおくっとこなんてハッピイにもできるかもしれんけど。なので、大麻をやるのは基本的には気分が楽しいとき、前向きのとき。そこで吸うことによって、さらにハッピイになるという感じ。不安や恐れをいだいてる時にかしこい人はやろうと思わんよ。

それから、酒みたいにガンガン飲めるやつがえらいなんてこともないわな。むしろ、オレちょっとで飛べるんだわってやつのほうが尊敬されるくらい。つきあいでオレの酒が飲めねえのかなんてからみもないしね。どう?あっオレもう十分きいちゃってるんで。あっそうか。くらいの感じ。

水谷先生の言う、一吸いごとに脳を壊していくみたいなの、これ、私の知る限りでは聞いたことも見たこともないよ。まあ、人間生きてく限り、日々、脳細胞は少しずつ死んでいくんだと思ったけど、そういうことでなくてもっと顕著にってことでしょ。

確か、最近の研究でアルツハイマー認知症の抑制に大麻が効果があるってのがあったんじゃなかったけ。すると水谷先生の言ってるのと反対だわな。まあ、私の知ってる中では、常用者でカールセーガンなんてえらい脳がノーベルな科学者もいるし、そんなに問題ないんじゃない。

なんかねえ、ふりかえるとこの番組、政府系か警察系のプロパガンダのにおいプンプンでしたね。今年のまともな大人に見せたくないTV大賞受賞中って感じでしたね。





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