| 毎度すばらしいですね。 精神病については、かなり詳しく書いてありました。やはりここは焦点となるところで、ここまで書かないと駄目なんだな、というのが正直な感想です。 大麻と精神病は相関ありとする論文が出ていることで、何らかの相関があるということは否定しがたいと私は考えています。 これが原因なのか、誘因なのか、逆因果なのか、もしくは交絡因子が存在するのか(大麻→他の因子→精神病)についてが問題になると思います。 統合失調症、昔の精神分裂病、は未だ謎の病気ですが、遺伝的素因を持つものに何らかの環境因子が加わって発症するといわれています。素因のあるものが、失恋や家族の死などの精神的ショックがトリガーで発症するというのはよくあるパターンです。 大麻が統合失調症の直接の原因だとすると、幾つかの疑問があります。 1.全体として統合失調症が増えるはずだろう。 2.大麻が原因の統合失調症と他の統合失調症の間に何らかの臨床的違いが出るはずではないか? 3.大麻が原因であれば、大麻の中止で改善するのではないか? 4.なぜ特に若年者なのか? などです。 総合すると、大麻はおそらく統合失調症のトリガーなのだと私は思います。つまり、素因のあるものが、大麻使用をきっかけに発症するというパターンです。 もし、要因だとしても小さな要因で、素因を持たないものに影響を及ぼすようなものではないと思います。 また、精神病の素因がある人は大麻を使用しがちであるということはありえそうに思います。 大麻精神病とかいったものは、大麻使用者に合併した統合失調症をただそう呼んだだけと思います。厚生省の資料を見てそう思いました。
「合法化は自由化を意味するわけではない。栽培や販売を規制・課税してコントロールすることで、未成年者への販売を禁止し、製品の質を表示して保証することで正しい使い方のガイドラインを設けることができる。」 という言葉には激しく同意です。正しい使用法について訴えていくことも我々の使命なのかもしれないと思いました。 まとまりがなくなってしまいましたが、感想です。 |