Re:[341] ついでの雑感 投稿者:Z 投稿日:2005/06/08(Wed) 00:31  No.342   [返信]
> 下記のメルクマニュアルに次のような記載もあります。
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> 「マリファナを大量に吸うと、錯乱したり見当識を失うことがあります。中毒性精神病と呼ばれる状態になり、自分がだれなのかわからなくなったり、場所や時間をうまく認識できなくなることもあります。精神疾患がある人は特にこれらの影響を受けやすく、統合失調症(精神分裂病)はマリファナによって悪化するという明白なデータが示されています。ときにパニック反応が生じることがあり、特に初めて吸ったときによくみられます。このほか心拍数の増加、眼の充血、口の渇きなどの影響もみられます。」
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> このような文章を読むと、やはり大麻というのはキケンではないか、という印象になると思うのですが、これ、アルコールの症状と似てますよね。少なくとも逮捕勾留する必要はない。
同意です。
少しだけ補足させて貰って宜しいでしょうか。
病名というのは「病気の名前で決まる訳じゃない」です。どのような薬を処方するかで決まるものです。
統合失調症の患者さんに統合失調症の薬を出す分には問題ないのですが、本当は違う病気だけど、医師がこの人には統合失調症の薬が効くと判断すれば病名は「統合失調症」となります。そうしないと保険の適用にならないからです。つまり、同じ病名でも、全然発症のメカニズムが異なることがあるのです、むしろ、違うことの方が多いくらいです。
ですから、病名というのはどんな薬を処方されているかって事を示しているだけなのです。
「統合失調症」、これは一部の人格障害者に付けられる病名でもあります。統合失調症の薬を処方することがあるからです。また、うつ病と言っても、ホルモンバランスが乱れて、うつ状態になっているのか、気質性(性格)の問題でうつ状態になっているかの違いがあります。
統合失調症の場合も「大麻でよくなるタイプの統合失調症(本当はそれは統合失調症とは呼ばないのだけど)もあります。うつ病にしても、純粋に原因が気質性の問題の場合大麻が非常によく効きます。
病名というのはこのように曖昧であり、うつ病も統合失調症も合う場合と合わない場合があります。
ただ一つ言えることは「抑うつ状態の改善」に大麻は非常に高い効果を発揮する、と言うことです。
勝手に解説してすみません>しらさかさん