法廷侮辱罪ですね。 投稿者:かっちゃん 投稿日:2008/11/25(Tue) 19:39  No.4332   [返信]
紹介されている大麻裁判をいくつか読みましたが、全て「立法の主旨にまで踏み込まない判決」である事は間違いないと思います。

「シェークスピアはベニスの法廷を侮辱した」とは法学者の中でも言われていますが、それと似ていると思います。

「賢明な裁判官ポーシャ」は判決において「契約(証文)は守らなければならない」としてユダヤ人シャイロックの主張を認め、胸の肉一ポンドを契約どおり切り取る事を命じました。
しかし、一ポンドの目方を上回る事も下回る事も許されない。肉のほか血の一滴も流してはならないという不可能な条件を付け足しました。この判決は現在の市民社会における公共の福祉の概念にもとる物である。そうです。

正しくは、人命に係わる代償を要求する契約は公共の福祉に反し無効である。

としなければならない。こういう話を裁判官は学生時代法学概論で学ばなかったのでしょうか。

法廷では大麻の医学的有用性を持ち出しても、それを検証もせず、「根拠の無い説を一方的に判決の根拠」にしている。としか思えません。

この様な非常にレベルの低い判決が出る理由は裁判官の資質にもよるのでしょうが、弁護士を初めとする法定代理人が大麻の有用性について科学的な知識を持ち確信を持って闘う事が求められますが、今はまだ多勢に無勢なのでしょうか。他のサイトでも「医療用大麻の許可」を求める訴訟での判決を見ても、まさに「不当判決」そのものですね。情けなくなります。やはり世論の喚起を地道に進めなければならないのでしょう。

法律は守るだけの存在ではなく、常に人間のため、社会のため改正され運用されなければならない。これが分からない人が多すぎます。