ついでに 投稿者:かっちゃん 投稿日:2009/01/06(Tue) 17:30  No.4568   [返信]
ラットとマウスは別種です。

自然界には、ネコ科であればアフリカにはライオン、ヒョウ、ヤマネコが大きさは違いますが、それぞれの獲物の食物連鎖の頂点に立っていますが

機会があれば、ライオンはヒョウを捕食し、ヒョウはヤマネコを捕食します。実際に目撃されてもいます。ネコ科動物は典型的な肉食動物ですから、当然なのですが。

ラットの中でもドブネズミがクマネズミを襲い捕食します。その他のネズミは他種を積極的に捕食する習性は無い様です。ドブネズミだけは、昆虫以外のかなり大型の動物(ただし自分より小さい)を襲う肉食の猛獣に近い習性を持っているといえます。実際に飼育に当たっても動物性蛋白質の投与が必要とされています。

ラットの改良種の実験に使われたダイコクネズミは複数飼育は、お互いを攻撃するため、単独での飼育を進められています。THCを投与されなくても、喧嘩はするようです。(だから実験ビデオでラット同士の喧嘩をTHCの影響とするのはインチキ)

ただ、不思議に思うのはネズミを飼育して共食いの話を聞くのは私の経験では殆どマウスのハツカネズミが多かった様に思います。

理由は私の考えでは、ダイコクネズミはもともと肉食性で攻撃性があるが同種間では喧嘩をする事で、殺し合いを抑制する、肉食の猛獣一般に見られる性質からではないか。

マウスのハツカネズミは体がダイコクネズミの十分の一と小さく、体に比べると、大量の餌を必要とし、常に食餌行動をする必要があり、特に子供時代は共食いで生存競争で勝ち残る必要にせまられる場合がある。

おたまじゃくしを餌の不足する環境におくと共食いで数を減らしながら各固体が大きく成長します。そのかわりカエルになれる固体が少なくなります。

ここらへんで、ドブネズミの改良種と他のネズミとの習性の違いを考えずに、マウスの共食い等の経験をした人で「もともと、そういう習性があったのでは?」というだけでは、THC投与によってそういう習性が、「餌を十分与え、広い空間の環境を与えたにも関わらずTHC投与でムリサイドを起こした」などといわれかねない気がします。

ただし、実験ではダイコクネズミとハツカネズミの習性の違いにも全く触れず、THC投与でムリサイドがおきるなどと言っていますから、およそレベルの程も知れるというものといえると思います。