それは司法の後退でしょうね 投稿者:かっちゃん 投稿日:2009/02/24(Tue) 21:38  No.4839   [返信]
私のいっているのはあくまで法解釈の上でそうしか考えられない事の結論なんですが。そうはいかない現実があるという事だったんですね。わかる気がします。官舎にビラ投入して有罪になる時代ですから。

大麻取締法それ自体に、刑罰について他の法規について委ねる条項は一切ありません。さらに、窺わせる行為の段階で「逮捕」をするという事は刑事訴訟法、および警察官職務執行法の違反の疑いがあります。が、しかし

 そういう警察の逮捕のやり方を野放しにしてきたのが、今までの警察行政であり、司法の後退なんでしょう。逮捕はあくまで明白な犯罪行為があった場合、もしくは明白に犯罪の実行があると判断される場合に、むしろ限定的に遂行される国家権力の発動だと考えられるべきだと思います。本来はね。

 要するに、大麻取締法の運用に限らず、「警察は図に乗っている」状況がますます酷くなっている現われなのでしょうか。

 メールのやりとりについては、インターネットでの犯罪予告や自殺サイトでのお誘いメールに対する世論の追い風を受けて、大麻についても「悪質メール」という事で、少し違う面から「逮捕」に踏み切れるという判断があるように思います。ドラマで麻薬取引でもブツが出なければ警察はその場でスゴスゴと引き返すのはウソなんですね。これもなんかわかる様な気がしますが…しかしねえ。

 その前提は、大麻は「絶対悪」という考えなんでしょうが、警察のこの行動基準を強く批判しなければならないとますます思います。

 しかし、日弁連は何をやっているんでしょう。各地の弁護士会に公開質問状でも出したらどうでしょう?