| janjanで自分はおえらい専門学者様であるぞよと自己紹介されている山口さんですが、ゲートウエイ理論の根拠を自分が調べた研究の結果、ある対象を10年間調べた結果ハザード率は20倍という数字が出て、いろいろな研究にも引用されている間違いない数字でゲートウェイは証明されている。
などと、居丈高ですが、その数字を「どうやって出したの?数式など教えて」と言ってもはぐらかすだけです。
それほど、ご立派な研究であるなら、我がカナビススタディーハウスが何故見逃したのかという事にもなるのですが、皆さんご承知の様にゲートウェイを証明するものと持ち出されたものには「リスク倍率」というものがあります。
大麻を使用するとコカインへと進む倍率は85倍にもなる。あるいは104倍にもなるという話しです。ヘロインについては30数倍とか言いますが、実はこれは数式の考え方と評価について、危険率などとは、到底評価できない物なのです。
私が、カナビススタディーハウスを参考にして、逆にですが、まず20倍という数字がどういう風に出されるのかをエクセルでもって幾つか試算しました。 まず、対象人数を2000人とします。大麻使用経験者が1600人出たとします。そのうち1000人がハードドラッグ併用もしくは使用するようになりました。残りの400人のうち62.5人が大麻未経験のままハードドラッグを使用するようになると。ですね。
大麻経験者でハードドラッグ使用者は63%の高率になります。そしてこれに対し(このうちのという意味で無いことに注意)その20分の1が大麻未経験だとすると、その数は3.1パーセントになります。
この数式によって出されたハードドラッグ使用者は1062.5人であり、53%以上がハードドラッグ使用者と言うことになりますそのうち大麻を使用しないでハードドラッグに移行した人は3.1%、大麻を使用したか併用している物 63%という事です。
私は、あれ?と思うことが自分ながらありますが、じゃあ残りはというと337.5人が対象調査期間には大麻、ハードドラッグへと進まなかったということです。
しかし、この数式は20倍という結果を出すために任意の数をいくつも代入すれば出てくる式なのです。 大麻使用者100人のうちハードドラッグ併用者20人が出たとします。この場合20%が大麻がゲートウェイとこじつけます。又、たいまを未体験のままハードドラッグへ入ったという数を20人とします。この場合はハードドラッグ使用率は1%です。
すると、いわゆるリスク倍率は20倍です。
エクセルでは20倍に出来る数式はあっという間に何種類も出来ました。
今度はリスク倍率を100倍に出来る数式に挑戦して見ますね。おそらく良い暇つぶしになるのでしょう。
山口氏のハザード率とカナビススタディーハウスのいうリスク倍率に相違があるのかどうか、山口氏の人を煙にまく様な文章では、まだわかりません。彼はあえてわかりづらく記述しているようにも見えます。
昔の私の文章はセンテンスが長くて読みづらいと言われても平気であえて報告書を出していました。それもちょっとした反抗ではあったのですが、40代にはそういうくせを直そうと始めましたがね、やはり良くないと言うことで。 |